メッキがはがれたおふらんす

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パリ五輪が終わった

異常にマズい選手村の食事や、冷房の不備など、運営上の問題点が山ほど噴出したパリ五輪

フランスと言えばグルメの国のはずが、

「こんなマズい食事は食えない!」

と各国選手団から不満が続出しているそうだ

「環境のため」とか言って選手村にエアコンを設置していないのだが、何と自国フランス選手団の部屋にだけエアコンをつけていたことが発覚した

メダル獲得のため自国選手を有利にしようという浅はかな魂胆なのだろうが、余りにもやり方が汚いし、すぐバレるという意味で幼児的

そして今度は、メダル品質問題が持ち上がった

あるメダリストが受賞からわずか1週間でメダルの表面が損傷した(メッキがはがれた)ことを明らかにした

3年前の東京五輪のメダルは今でも燦然と輝いているが、パリ五輪のメダルは1週間でサビた

フランスの大会組織委員会はこれを認め、新メダルと交換すると言っている

おそらく、大会組織委員会のメダル発注担当委員がメダル製造業者に裏金(ワイロ)を要求し、業者はその分の品質を落とした、というような愚劣な話だろう

こんな話は中国などでは日常的だが、いやしくも先進国でこんなワイロ腐敗が起きているのだとしたら、

フランスも落ちるところまで落ちたなぁ

という感じがする

メダルは交換すれば済むが、傷ついたフランスの信用は回復しない

オリンピックの歴史は長いが、これほどズサンな大会運営は、今回がダントツだろう

特に各種競技における審判の誤審問題は深刻で、露骨にフランス人や白人に有利な判定が続出し、アジア人(特に日本人)に不利な判定が多かった

今はテレビ放送を録画している人が多いから、誤審かどうかなんて素人でも後から簡単に確認できる

子供でも分かるような明かな誤審でも、絶対に判定を改めないという頑固さを発揮している

実は「誤審」ではなく、おふらんすの大会組織委員会が、ワザと誤審を出させているのではないかという疑惑が濃厚になっている

「ワザと」なら誤審ではなく、意図的かつ組織的な犯罪である

近代オリンピックを始めたクーベルタン男爵(ピエール・ド・クーベルタン)はおふらんす人で、今でもオリンピックなど国際スポーツ界では、おふらんす人の発言力が強い

外交が得意なおふらんす人は、国際スポーツ団体の多くを牛耳っているが、日本人などアジア人が活躍すると、白人に有利になるように勝手にルールを改正してしまうことが多かった

もともとおふらん人は「ヨーロッパの中国人」などと呼ばれているほど自国ふらんす中心主義(フランス・ファースト)、すなわち

中華思想(自己中心性、利己主義、幼児性)

が強烈で、常に周囲の国を上から目線で見下している

身勝手な行動で世界中から嫌われている中国人よりは少しマシだが、「小中国人」といった感じで、周辺国の人たちからはトコトン嫌われている

そんなおふらん人の中華思想が出まくったのが、今回のパリ五輪だったように見える

具体的には

露骨な人種差別意識(特にアジア人に対してヒドい)

自分は手を汚さず、汗をかかず、何でも他人にやらせる無責任な評論家体質

カフェでお茶しながら「上から目線」で他者を馬鹿にして文句ばかり言ってる傾向

批判に耳を貸さず、自分の間違いを絶対に認めないガチガチの頑固さ

などという悪いイメージが、おふらんす人には付きまとっている

私は永井荷風が好きで、その影響もあってフランス文化が好きだ

過去数世紀において人類が創り出した文化、特に人文系や芸術系で、フランス人は目覚ましい作品群を創り出してきた

ただ、はっきり言って、最近のおふらんす人は相当に劣化しているのではないかと思う

おふらんす人は額に汗して働くのが大嫌いだから、身の回りの労働はほとんど移民頼みで、パリには移民があふれて治安が極度に悪化している

日本でも埼玉県川口市にクルド人が集まって、日本人に暴力をふるったりして暴れているが、フランスでは首都パリが川口化している感じだ

評論家体質のせいで、コツコツもの作りに精進するのが苦手だから、おふらんすの経済は製造業が長期停滞している

情報産業(IT)を含めた製造業がしっかりしていないと、先進国としての経済を維持することは難しい

現在のフランスの外貨収入は、ブランド品やパリ見物の外国人観光客頼みとなっているが、どちらも過去の遺産

日本でも観光収入が多い京都では、製造業が発展しないのと似ている(京セラは珍しい例外)

とにかく今回のパリ五輪は「史上最低最悪の大会」として、オリンピックの歴史に残るだろう

そのうち「こんなフランスに誰がした~♪」なんて歌(シャンソン)が流行るかもしれないね

▲70年以上前、日本が落ちるところまで落ちた時に流行った歌

以上、パリ五輪やフランス人の問題点をいろいろ指摘してきた訳ですが、少し距離を置いて眺めてみると、これはフランス人の芸術家気質というコインの裏面という感じもします

コインには表裏両面があるように、その表面でフランス人は、過去に偉大な芸術作品や文学哲学などを生み出し、フランス人が自慢の種にする、あのフランス大革命で世界史に大きな影響を与え、そして人々は人生を大いに楽しんできました

今回のパリ五輪の開催運営は、芸術家気質には余り向かないプロジェクトだったのかもしれません

非難の的になっている風変わりな開会式ですが、芸術家らしい意表を突いた演出という見方もできます

今ではパリのシンボルとなったエッフェルタワーも、完成した当時はパリの景観を破壊するグロテスクな鉄塔として激しい非難の的になりました

パリ五輪に対する評価も、もう少し時間がたてば、また変わるかもしれませんね

(^_^;)

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コメント

  1. mio より:

    まさしく、五輪で素敵なイメージだったフランスのメッキが剥がれましたね。
    メダルだけではなく国の品位まで落ちた感はい否めません。ビデオで確認もしようとしない誤審、性問題、人種差別、汚染水中での水泳、クーラーのない選手村はしかもベジタリアン料理ばかりのヒンソな食事。
    おしゃれで輝いていたパリは五輪で消滅しました。

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