政治

米民主党も中西部白人票を重視

▲民主党大統領候補ワルツ・ミネソタ州知事(60)

米民主党の大統領候補ハリスは、大統領候補にワルツ・ミネソタ州知事(60)を起用した

先日の当ブログ記事で、共和党大統領候補のヴァンスが中西部白人の代表のような存在であると書いたが、それに民主党も対抗した形

少数民族、LGBTなど「特権階級化した少数派」から長年搾取され続けてきたと感じている農村部の多数派白人(サイレント・マジョリティ)の鬱積したマグマがいま噴火爆発しており、共和民主両党とも、これへの対応が大統領選挙の命運を握っているとの判断だろう

この「鬱積したマグマ」の持つ潜在パワーに最初に着目したのはトランプの慧眼だが、そんなマグマが社会に蓄積してしまったことが全ての原因

多数派が何か言っても、少数派が「差別だ!」と叫べば、多数派は黙る

そんな少数派にとって都合の良い時代が長く続いてきた

少数派から多数派に対して何を言っても許されるが

多数派から少数派への批判は「差別」だから絶対に許さない

などという、トンデモなく思い上がった少数派の狂気の時代

そんな馬鹿げた二重基準(ダブル・スタンダーズ)が、これまで長く長く続いてきた

それを利用して特権階級化した少数派だが、ついに多数派(サイレント・マジョリティ)の堪忍袋の緒が切れた

日本でも少数派の代表のようなエラそうな顔をして横柄にふるまっていた蓮舫が、都知事選に惨敗したあと、集中砲火を浴びて火だるまになっている

蓮舫は、多数派の日本人男性に対して、超「上から目線」の横柄な態度でさんざん口汚くののしってきた

いわゆる「カミツキガメ蓮舫」だ

それがいざ自分が批判される側になったら

「私が女だから差別されている!」

などとホザいて、いつもの少数派特権に逃げ込み、簡単に済ませようとしている

その卑劣なふるまいが、さらに多くの日本人の怒りを買い、火に油を注いでいる格好だ

二重国籍犯罪者の蓮舫は、少数派代表のフリをしながら、実は中国共産党の主張を代弁して日本人攻撃を続けていたのだから、タチが悪すぎる

もう「差別」と言えば多数派が黙る時代は終わったのだ

この流れ(少数派特権に対するサイレント・マジョリティの反撃)は、これから10年20年という長期の傾向として続いていくかもしれない

米民主党は、激戦州となるウィスコンシン州やミシガン州に近い中西部州の政治家ワルツを大統領候補に選び、農村部の白人有権者の支持獲得を目指す

ハリスは8/6夜、ワルツと共に集会に参加し、正式発表する予定

ワルツは陸軍州兵経験のほか、元教師で、高校でフットボールコーチとしても活躍

2006年に下院議員に当選、2018年からミネソタ州知事

(^_^;)

 

▲ミネソタ州

中国嫌いのヴァンス

▲共和党副大統領候補のJ・D・ヴァンス上院議員

 

トランプが暗殺未遂から奇跡的に助かり、米大統領選挙は、バイデンがいつ撤退宣言するかに関心が移っている

大統領選挙の最大の論点は対中国政策なのだが、共和党も民主党も中国敵視政策では完全に一致しており、論点の割には対立点が少ない

今や米国有権者の意識は「中国憎し」で固まっており、共和民主両党は、どちらがより中国に対して攻撃的であるかを競っている

そんな中国憎しの米国政界の中でも、際だって中国嫌いで有名なのが、共和党副大統領候補のJ・D・ヴァンス上院議員

米国の上院議員は全部で100人だから、248人もいる日本の上院(参院)議員より、はるかに重みがある

まだ39歳だが、トランプに気に入られて上院議員に当選、そして副大統領候補になった

ヴァンスを有名にしたのが、自伝的小説「ヒルビリー・エレジー

直訳すると「田舎者の哀歌」で、映画(郷愁の哀歌)にもなっている

ヴァンスは、これまで米国政治から無視され、米国の繁栄から取り残されてきた「田舎」である米国中部オハイオ州の出身

いわゆる「ラストベルト」だ

この本の中でヴァンスは、「田舎(中部)の白人男性」の悲哀と不満を代弁しており、トランプの考え方と一致する

これまでの世の中は、

少数民族だ、女性だ、LGBTだ、多様化だ、・・・

などと、自分が少数派に属していることを声高に主張すれば、「正義」「被害者」の側に立つことが出来、いろいろな優遇措置や「少数派特権」が手に入った

かつての少数派は、今では多数派を攻撃し搾取する特権階級になった

その裏で多数派は悪者扱い、加害者扱いされ、その権利はどんどん奪われ、その最も悲惨な目に遭ってきたのが、米国では不遇な「中部白人」だった

サイレント・マジョリティ(物言わぬ多数派は、少数民族、女性、LGBTなどの少数派とは異なり、自分たちの権利を声高に主張することは無かったが、彼らの鬱積した不満やストレスは地中のマグマのように爆発寸前になっていた

その爆発寸前の不満に着目して、その代弁をすることで支持率を伸ばし、前々回の大統領選挙で当選したのがトランプ

サイレント・マジョリティの目立たないが爆発寸前のパワーに着目し、その代弁をすることで巨大なエネルギーを一本にまとめて社会を変革する、それが革命思想家の才能というものだろう

フランス革命ではルソーがその役割を果たし、共産革命ではマルクスがその役割を果たした

革命が実行段階に入ると、革命思想家から役割を受け継いだ革命実行家(狭義の革命家)、ロベスピエールやレーニンが活躍する

明治維新という革命では、思想家が吉田松陰、実行家が坂本龍馬や西郷隆盛、さらに実務家が大久保利通、というのが司馬遼太郎の考え(司馬史観)

現在の米国で進行している「革命」では、思想家と実行家の区別が明瞭ではないが、ヴァンスには自伝的小説を書いてベストセラーにする文才があるので、思想家の才能もありそうだ

永井荷風「断腸亭日乗」を愛読しているように、私は自伝とか日記が大好きだ

もうひとつの私の愛読書であるモンテーニュ「エセー」も、時系列にこそ書かれてはいないが透徹した自己分析の書なので、自伝や日記に近い作品だ

福沢諭吉「福翁自伝」、勝海舟「氷川清和」、ルソー「告白」、フランクリン「自伝」など、自伝的作品には心ひかれる

人生というものは、一人一人がそれぞれ小説(物語)なのだ

ある人の「特殊」な人生を詳しく分析し叙述すれば、それは人間一般に対する「普遍」につながる

モンテーニュは

「人間に関することなら、すべて私に関係がある」

と言っている

ちなみに、昔からテレビの人気ドラマと言うとNHKの「朝ドラ」と「大河ドラマ」だったが、前者は先駆的な女性の一生、後者は戦国武将の一生を描くことが多く、広い意味での自伝(伝記)的な作品だ

実はみんな、自伝(伝記)が好きなんだろうと思う

まだ読んでいないが、トランプも自伝を書いているので、彼が再び大統領になりそうなら読んでみようかなとも思っている

つい最近の都知事選で、蓮舫が落選したことに世間の関心が集まっている

「最悪でも2位」などと豪語していたのだが、開けてみたらミジメな3位

かつての蓮舫の迷言「一番じゃなきゃダメなんですか?」が再び持ち出されたりして、蓮舫たたきに拍車がかかっている

蓮舫が自分の二重国籍問題にあいまいな態度をとり、中韓寄り、共産党寄りの姿勢を続けていることに、多くの日本人有権者が「ノー」を突きつけた感じだ

蓮舫と言えば、常に少数民族、女性、LGBTなど少数派の意見を代弁して、多数派であるサイレント・マジョリティの男性たちを敵視し、カミツキガメと呼ばれるほど激しく攻撃してきた政治家だ

いまマグマが大爆発を起こし、蓮舫は火だるまになっている

他人を攻撃するときは「正義の人」として居丈高にふるまい、超「上から目線」でカミツキガメをしてきた蓮舫

いざ自分が攻撃される側になったら、「私が女性だから攻撃されている」などと卑劣な「少数派特権」に逃げ込もうとして、火に油を注いでいる

まさに、中華思想(自己中心性、利己主義、幼児性)のカタマリのような人、それが蓮舫だ

アグネスチャンによく似ている

都知事選で蓮舫を応援した立憲民主党は、政党支持率が半分になるほどの壊滅状態

自民党の裏金問題で追い風を期待した立憲民主党

蓮舫もそれをアテにして都知事選に出馬した

しかし選挙結果にはトンデモない逆風が吹いた訳で、現在進んでいるマグマの大爆発が、いかに大きな風向きの変化かが分かるだろう

それは自民党裏金みたいな一時的な微風ではない

社会を底辺で支えている多数派が、少数派特権でいい思いをしてきた連中に、「ノー」を突きつけ始めているのだ

今回の都知事選で、蓮舫や共産党に関わることがいかに危険なことか、立憲関係者は骨身に浸みたはずだ

一時的に立憲民主党を離党している蓮舫が、また戻って来ることへの党内拒否反応は強い

あの蓮舫と仲の良いフリをしていた辻元清美も、都知事選のあと、露骨に蓮舫に距離を置き始めている

辻元は、あの関西生コン(労働組合のフリをした暴力団)の親分と親しいなど、ウラ社会とのつながりも深く、悪知恵のはたらく女なので、風向きの変化に対する動物的嗅覚は鋭い

蓮舫と親しいということが、次の選挙での落選を意味する

辻元でなくても、周囲はみんな気が付き始めている

まるで潮が引くように、蓮舫のまわりから人が去っている

蓮舫が次の衆院選に鞍替え出馬しても落選が見えているので、そろそろ日本の政界から引退し、彼女が大好きな大陸中国へ帰って、静かに自伝でも書いて暮らした方が良いのかもしれない

中国共産党は、彼女を同志として「熱烈歓迎」してくれることだろう

(^_^;)

 

▲トランプ自伝

表紙の写真から分かるように、かなり若いころに書いた

今は選挙で忙しくて自伝どころではないと思うが

落ち着いたら「トランプ自伝 part2」を期待したい

都知事選 小池三選 石丸健闘

まだ最終数字ではありませんが、都知事選の結果が出ています

大方の予想通り、「おい小池」が三選

前回選挙の公約を一つも実現せずの当選ですから、「公約って何なの?」という感じ

それだけ都民に危機感が乏しく、今の日本や東京の政治がいろいろ問題を抱えながらも、有権者は現状維持を選択したということで、それなりに悪くない社会が実現できている証(あかし)なのかもしれません

たしかに円安による物価高などもありますが、そのおかげもあって輸出企業を中心に日本経済は絶好調

経済崩壊が確実な中韓に比べれば、日本経済の強さは際立っていて、日銀が金利政策を変更すれば現在の円安が終わることはほぼ織り込み済み

川口あたりでクルド人が暴れてますが、移民で社会が崩壊しそうなヨーロッパに比べれば、まだはるかにマシ

戦争で毎日大量の人命が失われているロシア、ウクライナ、ガザなどに比べて、日本はアクビが出るほど平和そのものです

そこそこうまく回っているなら、いや多少の問題があっても致命的でさえなければ、現状維持が最適な選択、これは16世紀に「エセー」を書いたモンテーニュの言葉

確かに歴史を見れば、変革が変革前より悪い結果をもたらした例は山ほどあります

共産革命などまさにそれで、特権階級が貴族から共産党員に変わっただけ

反体制活動でつかまった場合、共産革命前ならへき地に移送される程度で行動は自由だったが、共産革命後は即座に処刑や拷問で、スターリンは数千万人、毛沢東は1億人近くを虐殺した

中世のキリスト教十字軍と並ぶ、狂気の大量殺人集団が共産党だ(殺した人間の数は、共産党の方がはるかに多いが)

そんな共産党に全面支援されたのが、今回3位の蓮舫

それはさておき、石丸が驚くほど健闘した!

安芸高田市長として注目を集めていたとはいえ、都政には全くの新人、それが「おい小池」の半分以上の得票

かれはまだ41歳で超若いですから、今後の政界で「台風の目」になるでしょう

「おい小池」が今後4年間の都政で、石丸に集まった改革派の意見を無視し続けることは難しくなった

そして第3位に共産党全面支援の蓮舫

中国共産党の工作員(スパイ)とか、習近平の犬とか、二重国籍犯罪者とか言われてますが、それでも2割の得票というのには驚きます

いったい、どんな人が蓮舫に投票しているのか、顔を見てみたい気もします

芸能タレント時代の知名度に加えて、反日野党(立憲、共産など)と反日マスコミ(朝日毎日NHKなど)が全面的に応援した結果ですが、まだあなどれない存在です

ちなみに3人の年齢をみると、41~56~71歳と、みごとに15歳きざみ

「おい小池」の四選は年齢的にキビシくなるが、「公約を守らなくても当選」の味をしめたから、今後4年間は公約に縛られず気楽なもんでしょう

蓮舫はもうすぐ還暦で、すっかり老けた

もう若さで売れる歳ではなくなったし、東アジア情勢の緊迫などで中韓嫌いの日本人が激増してますから、蓮舫の先細りは確実

実は蓮舫には隠れた目的があり、それが衆院への鞍替え(くらがえ)

政界では参院議員より衆院議員の方が「格が上」で威張ってられますから、権力欲の強い蓮舫は、格下の参院議員でいるのが耐えられなかった

都知事選立候補を口実に参院議員を辞め、次の衆院選を狙っている訳ですが、今回3位惨敗の結果を見て不安を感じていることでしょう

41歳の石丸は、政界では驚異的な若さで、まだ未知数の部分も多いですが、「台風の目」になって沈滞した日本の政界をかきまわして欲しい

50人以上が立候補した今回の選挙

都知事選は毎回「奇人変人大会」などとも呼ばれ、今回もなかなか個性的な面々がいましたが、3位と4位の間にはヒトケタの差がありますから、残りの泡沫候補へのコメントは略します

あと今回いろいろ話題になった選挙ポスターの掲示板

あれは税金の無駄づかいだから廃止するか、現在の10分の1以下に数を減らした方がいいと思います

いっぱい貼ってあったNHK党ポスターの

「NHKに受信料を支払う人は、馬鹿だと思います」

という主張には笑えましたけどね

それからフランスの選挙などで、1回目の投票で過半数の当選者がいない場合、上位2人で決選投票をやるという仕組み

これは日本も早急に取り入れて欲しいものです

投票を2回やる選挙コストは馬鹿にならないかもしれませんが、掲示板につかっている無駄な選挙コストに比べれば、はるかに有意義です

(^_^;)~♪