最近はメンドウなので読書映画コメントは当ブログに書かないのだが、先日の「コンテナ物語」と、今日観た映画「パリ、テキサス」は、印象が強烈だったので少し書く
題名の通りテキサスが舞台で、パリで銀行強盗でもした悪党がテキサスまで逃げる、大西洋をまたいだアクション映画かと思ったら、まったく違って、前半は不条理っぽく、途中から深層心理サスペンス調
パリについてはネタバレになるので伏せる
「テキサスはアメリカより広い」などというジョークがあるが、本当に広々したテキサスの風景の爽快感を味わうだけでも、この映画を観る価値がある
実際、テキサスは日本の陸地の2倍の面積で、独立心旺盛な独自の気風が強い
もし独立すれば、GDP世界8位(イタリアと同じくらい)という、かなりの規模の国になる
実は今、アメリカ第一の州カリフォルニアが没落し、テキサスが急上昇している
この辺の事情は、当記事一番下の動画をご覧ください
映画の冒頭、ボロボロの服装の男がテキサスの砂漠を放浪している
上の予告編動画でも少し聴けるが、砂漠の風景とBGMがよく合っている
男は行き倒れて地元の医者の世話になり、そこから弟へ連絡が入って、弟の自宅へ転がり込む
そこには男の7歳の息子が、弟夫婦の子どもとして育てられているが、母親の姿が無い
なぜ男が妻子と別れて4年も放浪したのか、母親は今どうしているのかなど、謎が少しずつ解きほぐされていくプロセスが興味を引く
ストーリーがドンドン予想外の方向へ進んでいき、作品世界にグイグイ引き込まれていく
親子の愛情ものだと、日本ならお涙頂戴っぽいジメジメした話になりやすいのだが、さすがテキサス、カラっと無機質な感じがいい
登場人物は少なく、各人の演技力は高い
特に7歳の息子を演じたハンター・カーソンの自然な演技には感心した
40年前の映画なので、彼も今は48歳だが、出演作が少なく、俳優として大成はしていないようだ
40年前と言っても、映画に登場する街の風景は今と余り変わらないが、テレビがブラウン管だったり、スマホが無かったり、情報関係には古さを感じる
(^_^;)