黒木瞳63歳

白人女性に比べると、日本女性は老けない言われています

まあこれは「客観的事実」と言っても良さそう

その中でも「女優」と呼ばれる人たちには、驚くほど「老けない女」がいる

吉永小百合(79)あたりが、そのトップかな?

1945年3月13日生まれですから、なんと第二次大戦中、東京大空襲の3日後のお生まれですよ

先日イギリスを訪問された両陛下は現地で大歓迎を受けられましたが、雅子さま(60)の知性と若々しい美しさには、イギリス中が度肝を抜かれたようです

白人女性は、若いうち輝くように美しい人もいるけど、たいてい驚くほど早く老ける

若い繁殖期に一点豪華主義でいくか、寿命全体の最適化を狙うか、この辺は生き物の生存戦略、子孫繁栄戦略として、生物学的には面白いテーマかもしれません

これには、日本人の「カワイイ好き」も関係していそうです

実際、日本人女性は白人から見ると、お年ごろの女性でも、かなり若く(幼く)見える

二十歳過ぎた日本人女性が、海外で中学生に間違えられることは少なくない

日本人の男も、いわゆる「美人系」より「カワイイ系」を好む人が多い

大人っぽい「美人系」は、男女の恋愛マーケットでは、「カワイイ系」より不利になりがち

キャバクラとかガールズバーへ行くと「カワイイ系」ばかり

23歳くらいがカワイイの限界のようで、実質的な退職年齢になっているようです

ただね、上の黒木瞳の写真の解説記事(↓)、スポーツ報知なんですけど、ちょっと媚びへつらいがヒドくて、提灯(ちょうちん)記事すぎるような気もします

63歳の女をつかまえて「少女」の連発は、ちょっと白けます

まあマスコミの腐敗堕落ぶりは、こんなことだけではないし、新聞もテレビももうすぐ世の中から消えて無くなる訳ですから、どうでもいいことかもしれません

(^_^;)~♪

 

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女優の黒木瞳(63)が7/16でに自身のインスタグラムを更新し、久しぶりに近影をアップした。

4/3以来、約3か月半ぶりの投稿。

「お元気ですか?猛暑の夏ですが、どうぞお健やかにお過ごしくださいね」

と記し、黒髪にチェックのブラウス姿でさわやかに笑う姿を見せた。

ファンは

「か、かわいすぎます」

「完全に少女じゃん!!!」

「何だか少女のよう」

少女にしか見えません」

「誰かと思いました」

「宝塚時代から全く歳をとりませんね」

「いつまでも変わらぬ美しさ」

「銀河系1番の美しさ」

と若々しい黒木の美ぼうに仰天していた。

 

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ブルック・シールズ 1965年5月31日生まれ

右の写真は、55歳のときのもの

むかし            いま

Brooke-Shields

天皇陛下は若かりしころ、ブルックシールズのファンだったそうですが

左がプリンセスならいいのですが、右が皇后陛下というのは想像しにくい

日本国民の一人としては、雅子さまで良かった~と思います  (^_^;)

 

映画「浮雲」を観る

 

昨年の秋に作家の林芙美子に興味を持って、新宿の林芙美子記念館などを訪ねたりしていた頃から、早く観たい映画だと思いつつ、やっと今日いま鑑賞しました

原作はまだ読んでいないので、その評価はできませんが、さすが日本映画を代表する名作だけあって圧倒されました

あの小津安二郎監督が、自分にはとても作れないと評価した映画が、溝口健二監督の「祇園の姉妹」と成瀬巳喜男監督の「浮雲」だそうです

私はフランス映画がダイスキでいろいろ観ていますが、世界の映画界で米国ハリウッド映画とは全く異なる独特な世界観を持った映画群となると、日本映画とフランス映画が双璧ではないかと思っています

フランス側もそう思ってるようで、フランス人の映画監督で、日本映画から強い影響を受けた人は少なくないようです

フランス人は極めてプライドが高く、フランス以外の国をたいてい下に見て馬鹿にしています(だから周辺国からフランス人は、非常に嫌われている)

これほど差別意識(中華思想)の強い国は、世界でも中国とフランスくらいで、他に無いんじゃないかな(フランス人は「ヨーロッパの中国人」と呼ばれている)

そんなフランス人、さすがにイギリスは好きではないが同レベルの先進国として評価していますが、アメリカとかドイツは田舎者扱いで、それ以下の国なんて奴隷か動物みたいな扱いをします

そんなフランス人が、日本文化には一目置いているのは面白いことです

林芙美子原作の映画では、すでに「放浪記」を観ましたが、こちらは大正~昭和初めが舞台で、作者林芙美子のパワフルさが前面に出て、貧しいながらも活力にあふれた作品

対する今日の「浮雲」は、戦前~戦後の混乱期の、男と女の関係をもっと静かにしっとりと描いています

どちらも高峰秀子主演で、パワフルな役も静かな役も、見事に演じています

女優ですから美人なのは当然として、どちらかと言えばカワイイ系の高峰秀子が、単なるカワイコちゃん演技ではなく、実に驚くほど表情の豊かさを見せています

最近1世紀以上の日本映画の歴史の中で、これほど表情豊かな(つまり演技力が高い)女優は、そうそういないように思われます

「浮雲」のストーリー自体は割と単純で、農林省の役人富岡(森雅之)が戦前戦中の仏印(ベトナム)の森林管理事務所に勤務し(たぶんノンキャリ)、そこで働いていたタイピストゆき子(高峰秀子)と恋に堕ちる

そして終戦と共に二人はボロボロになって別々に日本に戻るが、富岡には日本に妻がいて、ゆき子との約束(いずれ妻と別れる)を守らないという、実によくあるパターン

しかも富岡は、目の前に現れる女に、次から次へと目移りしてゆく

そんな優柔不断で生活力に乏しいダメ男の富岡だが、ゆき子は何がいいのか(たぶんカラダの相性がいいんだろうけど)そんな富岡と別れられずに追い求め続けるし、富岡もズルズルと不倫関係を続けます

何やら、「風と共に去りぬ」のスカーレットとダメ男アシュレーの関係を思い出します

この種のダメ男を好きになる女は世の中に多く、男である私から見ると何ともフシギなのですが、たぶんその頼りなさが母性本能を刺激しているのかな?などと思ったりもします(永遠の謎)

「この人は、私がいないとダメな人なの!」などと言い張る女を見ると、男でも時には頼りなさが武器になったりするんだなぁと思います

そして「お前が甘やかすから、ダメなままなんだよ」などと言ってやりたい衝動にもかられます(バカバカしいから、そんな野暮は言わないけど)

ゆき子は生活のために紳士的な米兵の情婦(パンパン)になったりして、この辺の「焼け跡闇市」の情景描写には興味を引かれます

ふつう戦争に負けて占領軍(進駐軍)が入って来ると、虐殺とか強姦が山ほど起きるのが世界史の常識で、現在のウクライナでもそんな悲劇がいっぱい起きていますが、なぜか昭和20年代に日本を占領した米軍兵士は驚くほど紳士的でした

これほど紳士的な占領は、世界史でもほとんど例が無い

戦争に負けて占領されるなら、民度の高い紳士的な文明国に占領されるべきで、民度の低い野蛮な国に占領されると、虐殺や強姦などでトンデモないことになります

もしあのとき、ロシア(ソ連)が日本占領軍に加わっていたらと考えると、ゾッとします

物語の舞台は戦前戦後(たぶん昭和15~25年くらい)で、撮影は昭和20年代後半

私が生まれる前の東京の情景が多数登場しますが、ここがどこなのかほとんど分からないほど、東京の風景は昔も今も激変し続けています

下の写真は千駄ヶ谷駅で、後ろは新宿御苑のはず

位置関係は分かるのですが、こんな木造駅舎は見たこともないです

((((;゚д゚))))

 

▲木造の千駄ヶ谷駅

まだ駅前の高速道路も無い

 

▲千駄ヶ谷駅で待ち合わせた直後の場面だから

富岡とゆき子が歩いているのは新宿御苑

すでに歩道が、ちゃんと整備されてますね

 

▲ゆき子が住んでいる焼け跡バラックのボロボロの家

電気も無くてローソク照明だが、壁に貼ってある段ボール箱!

クリネックス・ティシューって、この頃からあったの?

リバイバル 下妻物語

なつかしい映画「下妻物語」がリバイバルだそうです

2004年公開だから、もう20年前、そのころに観た記憶があります

茨城県の下妻に住む、ロリータとヤンキーという、一見すると正反対のタイプの女の子二人が、不思議な友情で結ばれる

超マイペースのロリータ少女(深田恭子は、はるばる代官山までロリ服を買いに行く

20年前の代官山は流行の最先端だったけど、今は少しさびれているそうです

対するイケイケ暴走族のヤンキー少女(土屋アンナ

茨城県といえば、ヤンキーの本場ですからね

その特攻服の仕入れ先は地元の「ジャスコ」

もう「イオン」になって消えちゃった、あのジャスコ

深田と土屋、二人とも超ハマリ役で、実にいい映画でした

ゴスロリにヤンキー、今でもいっぱいいますから、少しも古くなってない

(^_^;)~♪

 

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映画『下妻物語』リバイバル上映
上映日:2024年7月19日(金)~
監督・脚本:中島哲也
原作:嶽本野ばら「下妻物語」(小学館文庫刊)
出演:深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子、阿部サダヲ
鑑賞料金:通常料金
場所:渋谷ホワイトシネクイント
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ8階

 

▲ゴスロリ服

 

▲特攻服

 

都知事選 小池三選 石丸健闘

まだ最終数字ではありませんが、都知事選の結果が出ています

大方の予想通り、「おい小池」が三選

前回選挙の公約を一つも実現せずの当選ですから、「公約って何なの?」という感じ

それだけ都民に危機感が乏しく、今の日本や東京の政治がいろいろ問題を抱えながらも、有権者は現状維持を選択したということで、それなりに悪くない社会が実現できている証(あかし)なのかもしれません

たしかに円安による物価高などもありますが、そのおかげもあって輸出企業を中心に日本経済は絶好調

経済崩壊が確実な中韓に比べれば、日本経済の強さは際立っていて、日銀が金利政策を変更すれば現在の円安が終わることはほぼ織り込み済み

川口あたりでクルド人が暴れてますが、移民で社会が崩壊しそうなヨーロッパに比べれば、まだはるかにマシ

戦争で毎日大量の人命が失われているロシア、ウクライナ、ガザなどに比べて、日本はアクビが出るほど平和そのものです

そこそこうまく回っているなら、いや多少の問題があっても致命的でさえなければ、現状維持が最適な選択、これは16世紀に「エセー」を書いたモンテーニュの言葉

確かに歴史を見れば、変革が変革前より悪い結果をもたらした例は山ほどあります

共産革命などまさにそれで、特権階級が貴族から共産党員に変わっただけ

反体制活動でつかまった場合、共産革命前ならへき地に移送される程度で行動は自由だったが、共産革命後は即座に処刑や拷問で、スターリンは数千万人、毛沢東は1億人近くを虐殺した

中世のキリスト教十字軍と並ぶ、狂気の大量殺人集団が共産党だ(殺した人間の数は、共産党の方がはるかに多いが)

そんな共産党に全面支援されたのが、今回3位の蓮舫

それはさておき、石丸が驚くほど健闘した!

安芸高田市長として注目を集めていたとはいえ、都政には全くの新人、それが「おい小池」の半分以上の得票

かれはまだ41歳で超若いですから、今後の政界で「台風の目」になるでしょう

「おい小池」が今後4年間の都政で、石丸に集まった改革派の意見を無視し続けることは難しくなった

そして第3位に共産党全面支援の蓮舫

中国共産党の工作員(スパイ)とか、習近平の犬とか、二重国籍犯罪者とか言われてますが、それでも2割の得票というのには驚きます

いったい、どんな人が蓮舫に投票しているのか、顔を見てみたい気もします

芸能タレント時代の知名度に加えて、反日野党(立憲、共産など)と反日マスコミ(朝日毎日NHKなど)が全面的に応援した結果ですが、まだあなどれない存在です

ちなみに3人の年齢をみると、41~56~71歳と、みごとに15歳きざみ

「おい小池」の四選は年齢的にキビシくなるが、「公約を守らなくても当選」の味をしめたから、今後4年間は公約に縛られず気楽なもんでしょう

蓮舫はもうすぐ還暦で、すっかり老けた

もう若さで売れる歳ではなくなったし、東アジア情勢の緊迫などで中韓嫌いの日本人が激増してますから、蓮舫の先細りは確実

実は蓮舫には隠れた目的があり、それが衆院への鞍替え(くらがえ)

政界では参院議員より衆院議員の方が「格が上」で威張ってられますから、権力欲の強い蓮舫は、格下の参院議員でいるのが耐えられなかった

都知事選立候補を口実に参院議員を辞め、次の衆院選を狙っている訳ですが、今回3位惨敗の結果を見て不安を感じていることでしょう

41歳の石丸は、政界では驚異的な若さで、まだ未知数の部分も多いですが、「台風の目」になって沈滞した日本の政界をかきまわして欲しい

50人以上が立候補した今回の選挙

都知事選は毎回「奇人変人大会」などとも呼ばれ、今回もなかなか個性的な面々がいましたが、3位と4位の間にはヒトケタの差がありますから、残りの泡沫候補へのコメントは略します

あと今回いろいろ話題になった選挙ポスターの掲示板

あれは税金の無駄づかいだから廃止するか、現在の10分の1以下に数を減らした方がいいと思います

いっぱい貼ってあったNHK党ポスターの

「NHKに受信料を支払う人は、馬鹿だと思います」

という主張には笑えましたけどね

それからフランスの選挙などで、1回目の投票で過半数の当選者がいない場合、上位2人で決選投票をやるという仕組み

これは日本も早急に取り入れて欲しいものです

投票を2回やる選挙コストは馬鹿にならないかもしれませんが、掲示板につかっている無駄な選挙コストに比べれば、はるかに有意義です

(^_^;)~♪

訃報 浜畑賢吉さん 81歳

私が初めてミュージカルの舞台を観たのは20代のころ

劇団四季の「コーラスラインだった

浜畑賢吉さんが主役と言うか、かなり目立つ役だった

前田美波里さん、市村正親さんも出ていた

最前列で観たので、浜畑さんの汗が飛んでくるような感じ

もうウン十年も前の話で、浜畑賢吉さんもまだ若かった

ミュージカルの舞台に立つには、体力がいりますからね

それで一時ミュージカルにハマって、劇団四季の会に入ったりして、ミュージカルの舞台もいくつか観たけど、結局「コーラスライン」が一番良かったように思います

ストーリーは、舞台に立ちたいダンサーのオーディション(選抜試験)で、まさにいま舞台に立って踊っている人たちにとって切実なテーマ

オーディションでは、誰にも平等にチャンスを与えられるが、そのチャンスをものにするかどうかは、100%本人の才能と努力しだい

まさに自由とチャンスの国アメリカを象徴するようなストーリー

これが日本の芸能界だと、親の七光りとか裏の人間関係とか、あるいは芸能事務所の力関係なんかで選抜されて、暗くウェットな感じになりがち

もちろん本当のアメリカ芸能界が、100%実力主義だけとは思いませんけど

「コーラスライン」は、今でもキャストを入れ替えて、劇団四季の看板ミュージカルとして続いているようです

(^_^;)~♪

警察官を逮捕 特別公務員暴行陵虐致傷

特別公務員暴行陵虐致傷(とくべつこうむいんぼうこうりょうぎゃくちしょう)という、オドロオドロしい罪名

なぜ50歳代という分別ある年代の警察官が、それほど激怒したのか?

暴行されたという女は、どんな態度をとったのか?

「無関係の施設に立ち入った」とあるので、この女は不法侵入の現行犯ではないのか?

「全治約1週間の軽傷」というのは、かすり傷程度なのか、もっと重い怪我なのか?

女が自分で首をひっかいて、被害を偽装したのではないか?

もし女が逃走をはかったのなら、身柄確保のため、多少は手荒な方法をとるのは、警察官に許される範囲内ではないのか?

痴漢でっち上げなんかもそうですけど、世の中には犯罪者のくせに被害者のフリをする悪党なんて、いくらでもいる

などといろいろ想像してしまうフシギな事件

(^_^;)~♪

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事情聴取中の女性に暴力を振るい怪我させたとして、警視庁は7/3、50歳代の警察官(代々木署地域課警部補)を特別公務員暴行陵虐致傷容疑で逮捕した。

捜査関係者によると、警察官は6/19、渋谷区内の交番で勤務中、事情を聞いていた20歳代の女の体を床に押さえつけるなどし、女性の首などに全治約1週間の軽傷を負わせた疑い。

女は無関係の施設に立ち入ったとして、施設関係者に連れられ交番を訪れていた。

警視庁は警察官が女の態度に腹を立て、暴行したとみて詳しい経緯を調べている。

コルビュジエ絵画展 大倉集古館

永井荷風の偏奇館があった場所の近くに、大倉集古館という美術館がある

明治大正期に大倉財閥を創業した大倉喜八郎が、そのコレクションを展示するため、自邸の一角につくったもの

大倉集古館は、そのうち観に行こうと思いつつ、まだ行っていない

コルビュジエは上野の西洋美術館を設計した、20世紀を代表する建築家

そのコルビュジエは、建築だけでなく絵画も残しており、その展覧会が大倉集古館で開かれている

実はコルビュジエ、元々は画家を目指していたが、

ピカソに出会ってその才能に圧倒され、建築家に転じた

とも言われている

作曲家の平尾昌晃も、かつて歌手を目指していたが、藤圭子に出会ってその歌唱力に圧倒され、歌手を諦めて作曲家に転じたと言われている

コルビュジエも平尾昌晃も、転じた先の分野で才能を発揮して一流になっているから、もともと大変な天才だった訳で、

天才が「もっとスゴい天才」に出会った

という話だ

凡才が天才に出会って挫折するのは余りにもありふれた話だが、天才が天才に出会うとドラマが生まれる

正直言って、ピカソの絵のどこがスゴいのか、凡才の私にはよく分からない

さらに岡本太郎になると、そこらの子どもの絵との違いが、私には分からない

藤圭子の歌唱力がスゴいのは私にも分かるが、抽象絵画とか現代音楽の世界になると、私にはよく分からない「天才」がいっぱいいる

天才がその進路を変えるほどの影響を受けた「もっとスゴい天才」なんだから、たぶんスゴいんだろうけど、分からないものは分からない

歴史をたどれば、天才が生存中にその才能を世に認められるのは、ごく最近までめったにないことだった

無視されるくらいならまだマシで、周囲から奇人変人として村八分になったり、火あぶりの刑で処刑されたりもしている

現在のような自由主義競争経済では、天才の才能が企業や国家の盛衰を左右するので、社会が必死になって天才を探している

天才にとっては幸せな時代だが、富や名誉が天才に集中しすぎて、凡才にはつらい時代になりつつあるようにも思える

(^_^;)~♪

▲ピカソとコルビュジェ

 

 

 

新聞発行部数の減少率ランキングと「押し紙」

YouTubeに「新聞発行部数の減少率ランキング」という動画があったのでご紹介します

その中で、栄えある減少率ランキング第1位を獲得したのが、あの朝日新聞でした

最近10年間で、743万部から356万部へと52%の減少、つまり半分以下の惨状だそうです

まあ予想通りと言うか、期待を裏切らない朝日新聞の減少率ご健闘には、大いにエールを送りたいと思います

ちなみに減少率第2位は、あの毎日新聞です

いわゆる「従軍慰安婦」など、ありもしないことをマコトしやかに書いた真っ赤なウソ(FAKE、フェイク)記事ばかりで、ことあるごとに日本人や日本政府を誹謗中傷し、中韓を持ち上げているので、世間では、

中国共産党のプロパガンダ紙

人民日報の日本語版

などと呼ばれて、さげすまれておりますが、かつては「クオリティペーパー」などと呼ばれて、東大生が競って入社していた「栄光の時代」もあったそうですよ

もちろん今では東大生など一流大学の学生から就職先として見向きもされず、それどころか現在いる朝日新聞記者のリストラ(首切り)を定期的に行っているそうです

そのせいか記者の日本語文章力レベルはどんどん下がり、たまに朝日新聞の記事をネットなどで目にすると、誤字が多くてとても読めたものではありません

変な日本語も混じっていて、ひょっとして朝日新聞を書いているのは日本人ではない人?と思ったりもします

こんなものにお金を払っている人がまだ実在するのですから、世の中には物好きと言うか、奇特な趣味の人もいたもんだなぁと思います

それでも何だかんだ言っても、まだ356万部も売れているのか!と思いきや、実はその多くがいわゆる「押し紙」(おしがみ)と称するエゲツない押し売り商法の結果で、ちゃんと読者に読まれている朝日新聞は、すでに200万部を割り込んでいるのではないかとも言われています

いずれ100万部を割り込み、廃刊に至るのも時間の問題でしょう

現在、若い人で紙の新聞をとっている人はほぼ皆無ですから、この残存200万部程度という朝日新聞の読者の多くは、かつての「クオリティペーパー」だった朝日新聞の「栄光の時代」の記憶が老化した脳に固着してしまった、後期高齢者(75歳以上、団塊の世代)の方たちなのでしょうか?

だとするならば、人間には寿命というものがありますし、74歳まで朝日新聞を読んでこなかった方たちが75歳になったからといって急に朝日新聞を読み始めるとも思えませんから、これから朝日新聞の読者減少にますます拍車がかかるであろうことは容易に予想されます

朝日新聞に限らず新聞社の経営は、新聞紙の販売収入もさることながら、新聞紙面に載せた広告の収入が大きな割合を占めます

その広告料金は、新聞の発行部数に応じて決まってくるので、その発行部数を計測する専門組織(ABC協会)まであるほどです

それで朝日新聞がウラで何をしているかと言うと、実際に売れる部数よりはるかに多くの部数を印刷し、余った分を朝日新聞販売店(朝日新聞を毎日配達しているお店)に押しつけ販売(押し紙)しているのです

こうやって実際に読者が読む部数よりはるかに多い部数をABC協会に報告し、その分の広告料を広告主に高く請求している訳ですから、これは悪徳サギ商法(犯罪的行為)と言っても過言ではありません

広告主にとっても非常に迷惑な話ですが、もっと迷惑しているのが毎日各家庭に新聞を配達している新聞販売店で、押しつけられた新聞紙(押し紙)の配達先は無く、その置き場にも困り果て、製紙会社にタダ同然で(場合によっては引取料を払って)引き取ってもらっているそうです

紙の原料(木材やパルプ)をこれほど無駄にすることは他になく、朝日新聞の紙面では「天然資源を大切にすべし」などとエラそうに書きながら、やっていることは資源保護とはまったく正反対の押し紙です

朝日新聞から押しつけられた押し紙と言っても、ちゃんとお金を払って仕入れた朝日新聞のタバを、タダ同然で出したのでは丸々新聞販売店の大赤字ですから、苦肉の策として押し紙のタバをヤフーオークションなどで売る新聞販売店も出て来ています

それが下のようなヤフー出品欄で、新聞紙25キロ1000円で売りに出ています

新品」とありますから、まだ誰も読んでいない、印刷してタバにしたままの押し紙

25キロで1000円(キロ40円)なんて、タダ同然ですが、それでも製紙会社に出すよりマシということなのでしょう

入札が1件になってますから、買う人がいるみたいですね

ヤフー出品欄には、どの新聞社の新聞か明記されていませんが、ウワサではほとんどが朝日新聞の押し紙だそうです

トイレシート」と記されてますが、もしかしてトイレットペーパー替わり?

トイレットペーパー以外の紙を水洗トイレに流したら、排水パイプが詰まってトイレが故障します

猫用トイレの下に敷く紙(シート)にして、押し紙の使用後は燃えるゴミとして出すしかないと思いますけどね

とにかく、かつてのクオリティーペーパーだった朝日新聞は、今ではトイレットペーパー以下に落ちぶれ果てています

日本の新聞のくせに日本人を裏切ったのですから、天罰が下った訳で、自業自得だと思います

(^_^;)~♪

 

 

江藤淳「妻と私」 一卵性夫婦

 

このごろ週に1回くらい近所の区立図書館へ行って、開架の中をぶらぶらしたり、検索システムに気になるキーワードを入れて書籍探しなどしています

本の貸出も返却も、昔と違って非常にスピーディで、わずか数秒で済みます

この辺の手続きが煩雑だと、面倒になって図書館から足が遠のくので、重要なことだと思います

それで帰ろうとしたら、図書館の出口に小さな本棚があり、

廃棄図書です。ご自由にお持ちください

という表示と共に、数十冊の本や雑誌が置いてありました

図書館のスペースにも限りがありますから、仕方のないことなのでしょう

何気なく見ると

講談社 現代の文学27 江藤淳

という分厚い1冊が目にとまり、もらって帰りました

江藤淳(えとうじゅん、本名:江頭淳夫、えがしらあつお)さんは、日本を代表する文芸評論家で、私が大学生のころ、私の在学していた大学で一般教養の教授をしておられました

私の出身大学(東工大、10/1から東京科学大学)は、理工系大学なので文学部とか無いのですが、一般教養課程の教授陣に人文系の一流学者をそろえていることで有名でした

江藤さんは中学高校時代から成績抜群でしたが、数学だけは大の苦手だったそうで、そんな江藤さんが一般教養とはいえ理工系大学の教授になったというのも不思議なご縁です

勝海舟「氷川清話」や福沢諭吉「福翁自伝」をテーマにした江頭教授の授業をいくつか選択したおかげで、いまでも私の幕末維新史への興味の原点になっています

ですから私にとって、江藤淳という著者名は非常になつかしく、学生時代の気分に引き戻してくれます

江藤さん自身、皇后陛下雅子さまの親戚にあたり(雅子さまの母が江藤さんのいとこ)、親戚筋に明治以降の近現代史で活躍された方も多いことが、江藤さんの幕末維新史研究の原点になっているのではないかと思います

この親戚筋の中に、水俣病公害企業チッソの元社長・江頭豊(えがしらゆたか)氏が含まれていて、それが雅子さまご成婚の大きな障害になったことは有名な話

それでも現陛下(当時の皇太子殿下)が「雅子さんでなければ!」と強くご希望になり、その困難を乗り越えられたと私は理解しています

もらってきた上記の本の目次をながめると、代表作の一つである「夏目漱石」などいくつかの論文が並んでいて、その冒頭に

成熟と喪失 ”母”の崩壊

という130ページくらいの作品があり、早速目を通しました

母子密着の日本型文化の中では

「母」の崩壊なしに「成熟」はありえない

という主張で、男性原理社会アメリカとの対比において、いくつかの戦後小説など取り上げながら、日本の近代化(西欧化)における微妙な心理的ズレを扱っています

この作品を読んだあと、江藤淳さんが今から四半世紀ほど前に自裁なさったことを思いだしました

「一卵性夫婦」と自称するほど仲の良かった最愛の奥さまにガンで先立たれ、その少し後(8か月後)の自裁で、当時は大ニュースになったのを覚えています

今も続くNHK「クローズアップ現代」でも追悼番組が組まれ、私はそのビデオを録画保管しています

奥さまの体調に変化が生じてから亡くなられるまでの1年余りの闘病記は

江藤淳「妻と私」

として出版され、20万部を超えるベストセラーになったそうです

今回これも読み直してみて、江藤淳さんの人となりが再認識できたような気持ちです

一般に男女の平均寿命の差や結婚時の年齢差があって、夫が先立つケースが圧倒的に多い訳ですが、妻に先立たれた夫が比較的短期間で後を追うのは世間によく見るところです

とくに上記の闘病記を読むと、このご夫婦が

世間でもまれに見る、相互依存の非常に強いご夫婦

だったことが分かります

奥さまとは大学(慶應義塾大学文学部)在学中に知り合い、卒業と同時にご結婚

以来41年間の夫婦生活でした

奥さまも文学ではかなりの才能の持ち主だったのですが、夫の圧倒的な才能に気付き、自分の生涯は夫の才能を最大限に発揮させるために使おう!と強く決心

夫が執筆など文学活動に専念できる完璧な環境を整え、それ以外のすべての用件や雑用は奥さまが処理し続けました

これが結果的に、奥さまに先立たれた後の江藤さんを追い詰めたことは、想像に難くありません

いま私の手元には「江藤淳全集」(全14巻)があるのですが、これに所収の大量の著作は、「一卵性夫婦」の共同作品と言えそうです

今では日本の夫婦の2組に1組は不倫問題をかかえ、それが原因かどうかはともかく、3組に1組はやがて離婚に至るそうですが、その一方でこんな「一卵性夫婦」もいたんだなぁという印象です

江藤さんは体が弱く病気がちだったのに対して、奥さまは長い夫婦生活で病気一つしたことの無い健康体でした

ですから奥さまに先立たれるという事態は、江藤さんにとって青天の霹靂、まったく想定外の大事件だったことと思います

奥さまの闘病中から江藤さん自身の体調も崩れ、葬儀が終わるのを待つように緊急入院

脳梗塞も発病して心身の不自由が残り、退院して鎌倉のご自宅に戻った江藤さんにとって、一人だけの時間は地獄だったようです(お子さんはいなかった)

自裁を決行した日、外は暴風雨の嵐で、気候天候が自殺と強い相関を持つことを裏付けるような結果でした

自裁決行の直前に書き残した文章は、以下の通り

心身の不自由は進み、病苦は耐え難し。

去る6月10日、脳梗塞の発作に遭いし以来の江藤淳は形骸に過ぎず。

自ら処決して形骸を断ずる所以なり。

乞う、諸君よ、これを諒とせられよ。

けいがい【形骸】ぬけがら、むくろ、内容の無い外形だけのもの

・・・・・・・

図書館の廃棄本の棚で偶然に見つけた1冊の本

江藤さんから私への「読み直してごらん」というお誘いだったと受け止めています

(T_T)