トランプの首席補佐官は、Ice Lady(氷の女)

▲スーザン・ワイルズとトランプ

今回の米大統領選挙では、民主党びいきがヒドい米国マスゴミが、狂ったように「接戦だ!」などと叫んでましたが、情報リテラシーの高い人たちの間では「トランプ圧勝」が知れ渡っていて、結果もそうなりました

アメリカでもマスゴミというのは、平気でウソを書く連中が多いようです(日本のマスゴミよりは、ずっとマシですが)

とにかく、「アメリカ・ファースト(米国第一)」を掲げるトランプ政権が、これから日本にもいろいろ氷のように冷たい要求をしてくることは間違いなさそうです

トランプと最高の関係を築いていた安倍ちゃんを失ったことによる日本の国家的損失は、今後4年間で数十兆円をくだることはあるまいと思っています

総理が早苗ちゃんなら少しは救いがあったのですが、今のゲルじゃ話になりません

たかが数百万円の「裏金」なんぞのために、数十兆円の国家的損失を出すという、およそナンセンスなことをしているような気がしてなりません

念のために書きますと、数十兆円は数百万円の1000万倍です

かつて二次大戦の時、兵士が勇敢なのに将校が愚鈍な日本軍を見て、米軍のリーダーが

「日本人は馬鹿を選んでリーダーにする」

と言ったそうですが、今もまったく変わっていませんね

レジ袋を有料化して得意がってる底抜けなアホも、政治家をしています

政治家が国益を追求しているかどうかよりも、自分の娘の結婚式に来賓として来てくれたかどうかで政治家を選ぶ、それが日本人です

79年ほど前に、勝てる可能性がほぼゼロの戦争を始めた連中を笑えません

(;´Д`)

* * * * * * *

大統領首席補佐官に任命されることが決まった、通称「Ice Lady(氷の女)」こと、スーザン・ワイルズ

ホワイトハウスにおいて政府内の調整や議会への対応、大統領のスケジュール管理などを担当する

勝利宣言の際には、ワイルズ氏が促されたスピーチを断る場面もあり、トランプも「彼女は裏方でいたいようだ」と苦笑いする一幕もあった

トランプ政権で、このタフネゴシエーターがキーパーソンになることは間違いなさそう

9.11記念日

9.11(アメリカ同時多発テロ事件)って、2001年(23年前)だったんですね

なんかつい最近のことのように思うのは私の年のせいで、いま30歳以下の人たちには、生の記憶が無い歴史上の事件かもしれません

21世紀になってすぐに起きた衝撃的な事件で、

20世紀は国家対国家の争いの時代

21世紀は国家対テロリストの争いの時代

という意味で、予言的な事件だったような気がします

その後9.11に匹敵する大規模なテロ事件が起きていないのが幸いです

この10年後の2011年には東日本大震災があり、日本人にとってこの2つの事件は、21世紀を10年ごとに区切る大事件でした

さらに10年後の2021年は、コロナ騒動ですかね

コロナ感染の始まりはもっと早いんですけど、マスク着用とかワクチン接種とか、大騒ぎになったのはこのころからです

これを中国共産党による生物兵器テロとする説も有力で、そうだとしたら、9.11などとはケタが3つくらい違う大規模なテロ事件と言えそうです

あとは2022年の安倍ちゃん(安倍晋三首相)暗殺事件

この事件で首相が替わり、日本政治の迷走が始まったような気がします

安倍ちゃんに抑えられていた財務省の増税派が息を吹き返し、大増税が始まりました

日本の大手反日マスコミ(朝日毎日NHKなど)が徹底的に安倍ちゃんを嫌って反安倍キャンペーンを張っておりますので、それに洗脳されちゃってる人は、この迷走の実態に気づいていないのかもしれません

この暗殺事件との関係で統一協会が問題になり、洗脳の恐ろしさも話題になりましたが、日本の大手反日マスコミが現在も日々実行している洗脳キャンペーンに比べれば、統一教会の洗脳の影響力なんてタカが知れてるように思います

毎朝、配達された紙の新聞を読み、夕方のテレビを見ながら夕食をとっている人たちの多くは、この悪質な洗脳キャンペーンの哀れな犠牲者です

若い人たちはネットリテラシーが高いので、日本の大手反日マスコミの洗脳キャンペーンにダマされるような愚かな人は少ないのですが、判断力の鈍った後期高齢者の多くが洗脳キャンペーンの犠牲者になっています

今こうしてブログを書いていて、このブログを1か月も更新していなかったことに気づきました

私は何か別のことに夢中になっていると、ブログの更新が疎かになります

今、何に夢中になっているかというと、AIです

(^_^;)~♪

 

メッキがはがれたおふらんす

パリ五輪が終わった

異常にマズい選手村の食事や、冷房の不備など、運営上の問題点が山ほど噴出したパリ五輪

フランスと言えばグルメの国のはずが、

「こんなマズい食事は食えない!」

と各国選手団から不満が続出しているそうだ

「環境のため」とか言って選手村にエアコンを設置していないのだが、何と自国フランス選手団の部屋にだけエアコンをつけていたことが発覚した

メダル獲得のため自国選手を有利にしようという浅はかな魂胆なのだろうが、余りにもやり方が汚いし、すぐバレるという意味で幼児的

そして今度は、メダル品質問題が持ち上がった

あるメダリストが受賞からわずか1週間でメダルの表面が損傷した(メッキがはがれた)ことを明らかにした

3年前の東京五輪のメダルは今でも燦然と輝いているが、パリ五輪のメダルは1週間でサビた

フランスの大会組織委員会はこれを認め、新メダルと交換すると言っている

おそらく、大会組織委員会のメダル発注担当委員がメダル製造業者に裏金(ワイロ)を要求し、業者はその分の品質を落とした、というような愚劣な話だろう

こんな話は中国などでは日常的だが、いやしくも先進国でこんなワイロ腐敗が起きているのだとしたら、

フランスも落ちるところまで落ちたなぁ

という感じがする

メダルは交換すれば済むが、傷ついたフランスの信用は回復しない

オリンピックの歴史は長いが、これほどズサンな大会運営は、今回がダントツだろう

特に各種競技における審判の誤審問題は深刻で、露骨にフランス人や白人に有利な判定が続出し、アジア人(特に日本人)に不利な判定が多かった

今はテレビ放送を録画している人が多いから、誤審かどうかなんて素人でも後から簡単に確認できる

子供でも分かるような明かな誤審でも、絶対に判定を改めないという頑固さを発揮している

実は「誤審」ではなく、おふらんすの大会組織委員会が、ワザと誤審を出させているのではないかという疑惑が濃厚になっている

「ワザと」なら誤審ではなく、意図的かつ組織的な犯罪である

近代オリンピックを始めたクーベルタン男爵(ピエール・ド・クーベルタン)はおふらんす人で、今でもオリンピックなど国際スポーツ界では、おふらんす人の発言力が強い

外交が得意なおふらんす人は、国際スポーツ団体の多くを牛耳っているが、日本人などアジア人が活躍すると、白人に有利になるように勝手にルールを改正してしまうことが多かった

もともとおふらん人は「ヨーロッパの中国人」などと呼ばれているほど自国ふらんす中心主義(フランス・ファースト)、すなわち

中華思想(自己中心性、利己主義、幼児性)

が強烈で、常に周囲の国を上から目線で見下している

身勝手な行動で世界中から嫌われている中国人よりは少しマシだが、「小中国人」といった感じで、周辺国の人たちからはトコトン嫌われている

そんなおふらん人の中華思想が出まくったのが、今回のパリ五輪だったように見える

具体的には

露骨な人種差別意識(特にアジア人に対してヒドい)

自分は手を汚さず、汗をかかず、何でも他人にやらせる無責任な評論家体質

カフェでお茶しながら「上から目線」で他者を馬鹿にして文句ばかり言ってる傾向

批判に耳を貸さず、自分の間違いを絶対に認めないガチガチの頑固さ

などという悪いイメージが、おふらんす人には付きまとっている

私は永井荷風が好きで、その影響もあってフランス文化が好きだ

過去数世紀において人類が創り出した文化、特に人文系や芸術系で、フランス人は目覚ましい作品群を創り出してきた

ただ、はっきり言って、最近のおふらんす人は相当に劣化しているのではないかと思う

おふらんす人は額に汗して働くのが大嫌いだから、身の回りの労働はほとんど移民頼みで、パリには移民があふれて治安が極度に悪化している

日本でも埼玉県川口市にクルド人が集まって、日本人に暴力をふるったりして暴れているが、フランスでは首都パリが川口化している感じだ

評論家体質のせいで、コツコツもの作りに精進するのが苦手だから、おふらんすの経済は製造業が長期停滞している

情報産業(IT)を含めた製造業がしっかりしていないと、先進国としての経済を維持することは難しい

現在のフランスの外貨収入は、ブランド品やパリ見物の外国人観光客頼みとなっているが、どちらも過去の遺産

日本でも観光収入が多い京都では、製造業が発展しないのと似ている(京セラは珍しい例外)

とにかく今回のパリ五輪は「史上最低最悪の大会」として、オリンピックの歴史に残るだろう

そのうち「こんなフランスに誰がした~♪」なんて歌(シャンソン)が流行るかもしれないね

▲70年以上前、日本が落ちるところまで落ちた時に流行った歌

以上、パリ五輪やフランス人の問題点をいろいろ指摘してきた訳ですが、少し距離を置いて眺めてみると、これはフランス人の芸術家気質というコインの裏面という感じもします

コインには表裏両面があるように、その表面でフランス人は、過去に偉大な芸術作品や文学哲学などを生み出し、フランス人が自慢の種にする、あのフランス大革命で世界史に大きな影響を与え、そして人々は人生を大いに楽しんできました

今回のパリ五輪の開催運営は、芸術家気質には余り向かないプロジェクトだったのかもしれません

非難の的になっている風変わりな開会式ですが、芸術家らしい意表を突いた演出という見方もできます

今ではパリのシンボルとなったエッフェルタワーも、完成した当時はパリの景観を破壊するグロテスクな鉄塔として激しい非難の的になりました

パリ五輪に対する評価も、もう少し時間がたてば、また変わるかもしれませんね

(^_^;)

映画「パリ、テキサス」 砂漠を放浪する男

 

最近はメンドウなので読書映画コメントは当ブログに書かないのだが、先日の「コンテナ物語」と、今日観た映画「パリ、テキサス」は、印象が強烈だったので少し書く

題名の通りテキサスが舞台で、パリで銀行強盗でもした悪党がテキサスまで逃げる、大西洋をまたいだアクション映画かと思ったら、まったく違って、前半は不条理っぽく、途中から深層心理サスペンス調

パリについてはネタバレになるので伏せる

「テキサスはアメリカより広い」などというジョークがあるが、本当に広々したテキサスの風景の爽快感を味わうだけでも、この映画を観る価値がある

実際、テキサスは日本の陸地の2倍の面積で、独立心旺盛な独自の気風が強い

もし独立すれば、GDP世界8位(イタリアと同じくらい)という、かなりの規模の国になる

実は今、アメリカ第一の州カリフォルニアが没落し、テキサスが急上昇している

この辺の事情は、当記事一番下の動画をご覧ください

映画の冒頭、ボロボロの服装の男がテキサスの砂漠を放浪している

上の予告編動画でも少し聴けるが、砂漠の風景とBGMがよく合っている

男は行き倒れて地元の医者の世話になり、そこから弟へ連絡が入って、弟の自宅へ転がり込む

そこには男の7歳の息子が、弟夫婦の子どもとして育てられているが、母親の姿が無い

なぜ男が妻子と別れて4年も放浪したのか、母親は今どうしているのかなど、謎が少しずつ解きほぐされていくプロセスが興味を引く

ストーリーがドンドン予想外の方向へ進んでいき、作品世界にグイグイ引き込まれていく

親子の愛情ものだと、日本ならお涙頂戴っぽいジメジメした話になりやすいのだが、さすがテキサス、カラっと無機質な感じがいい

登場人物は少なく、各人の演技力は高い

特に7歳の息子を演じたハンター・カーソンの自然な演技には感心した

40年前の映画なので、彼も今は48歳だが、出演作が少なく、俳優として大成はしていないようだ

40年前と言っても、映画に登場する街の風景は今と余り変わらないが、テレビがブラウン管だったり、スマホが無かったり、情報関係には古さを感じる

(^_^;)

米民主党も中西部白人票を重視

▲民主党大統領候補ワルツ・ミネソタ州知事(60)

米民主党の大統領候補ハリスは、大統領候補にワルツ・ミネソタ州知事(60)を起用した

先日の当ブログ記事で、共和党大統領候補のヴァンスが中西部白人の代表のような存在であると書いたが、それに民主党も対抗した形

少数民族、LGBTなど「特権階級化した少数派」から長年搾取され続けてきたと感じている農村部の多数派白人(サイレント・マジョリティ)の鬱積したマグマがいま噴火爆発しており、共和民主両党とも、これへの対応が大統領選挙の命運を握っているとの判断だろう

この「鬱積したマグマ」の持つ潜在パワーに最初に着目したのはトランプの慧眼だが、そんなマグマが社会に蓄積してしまったことが全ての原因

多数派が何か言っても、少数派が「差別だ!」と叫べば、多数派は黙る

そんな少数派にとって都合の良い時代が長く続いてきた

少数派から多数派に対して何を言っても許されるが

多数派から少数派への批判は「差別」だから絶対に許さない

などという、トンデモなく思い上がった少数派の狂気の時代

そんな馬鹿げた二重基準(ダブル・スタンダーズ)が、これまで長く長く続いてきた

それを利用して特権階級化した少数派だが、ついに多数派(サイレント・マジョリティ)の堪忍袋の緒が切れた

日本でも少数派の代表のようなエラそうな顔をして横柄にふるまっていた蓮舫が、都知事選に惨敗したあと、集中砲火を浴びて火だるまになっている

蓮舫は、多数派の日本人男性に対して、超「上から目線」の横柄な態度でさんざん口汚くののしってきた

いわゆる「カミツキガメ蓮舫」だ

それがいざ自分が批判される側になったら

「私が女だから差別されている!」

などとホザいて、いつもの少数派特権に逃げ込み、簡単に済ませようとしている

その卑劣なふるまいが、さらに多くの日本人の怒りを買い、火に油を注いでいる格好だ

二重国籍犯罪者の蓮舫は、少数派代表のフリをしながら、実は中国共産党の主張を代弁して日本人攻撃を続けていたのだから、タチが悪すぎる

もう「差別」と言えば多数派が黙る時代は終わったのだ

この流れ(少数派特権に対するサイレント・マジョリティの反撃)は、これから10年20年という長期の傾向として続いていくかもしれない

米民主党は、激戦州となるウィスコンシン州やミシガン州に近い中西部州の政治家ワルツを大統領候補に選び、農村部の白人有権者の支持獲得を目指す

ハリスは8/6夜、ワルツと共に集会に参加し、正式発表する予定

ワルツは陸軍州兵経験のほか、元教師で、高校でフットボールコーチとしても活躍

2006年に下院議員に当選、2018年からミネソタ州知事

(^_^;)

 

▲ミネソタ州

若き日のトランプ発見?

 

最近 Joan Baez にハマっていて、YouTubeで聴いたりしています

それで上の名曲、 500 Miles、動画の55秒目くらいから写ってる男、偶然見つけたんだけど、なんかドナルド・トランプに似てるなぁ

上のバエズの演奏は1965年(59年前)で、ベトナム反戦運動が盛り上がっていたころ

トランプは1946年生まれだから、このとき19歳で、フォークソングのコンサートへ行ってもおかしくない

まあ多分、他人の空似でしょうけどね

この歴史的コンサートの聴衆に若き日のトランプがいて、それがビデオに映っているのが分かったら、もっと騒がれているはず

それにこの男、なんでこんなにアップで写っているんだろう?

当時の有名人か何かなのかな?

(^_^;)~♪

▲トランプ自伝

表紙の写真から分かるように、かなり若いころに書いた

 

 

 

読書「コンテナ物語」 世界を変えた「ただの箱」

 

あのビルゲイツが激賞したというので読んでみたが、期待通りの面白さだった

本書によると、世界のコンテナ輸送は、1956年に始まるというから、すでに68年の歴史を刻んでいる

それまでの物の輸送(物流は、細かく梱包された品々をバラバラに、輸送船の船室(船内倉庫)、鉄道貨車、トラックの荷台などで運んでいた

これを混載輸送といい、コンテナ輸送が登場するまで、物流はほぼ混載輸送だけで、いろいろな種類の荷物が混ざった状態で輸送されていた(石油や石炭、鉄鉱石などごく一部の原材料は、専用の輸送船や輸送機器で運ばれていた)

港に輸送船が着くと、船と岸壁の間に板(タラップ)が渡され、その上を港湾労働者(沖仲仕が荷物を担いで行き来するという原始的な方法がとられていた

混載輸送の最大の弱点は、荷物の積み替えに手間と時間、つまり多大なコストが発生することだった

例えば日本から米国西海岸へ船で荷物を輸送する場合、太平洋を数千キロも横断する長い長い輸送の入口と出口のわずか2地点、しかも荷物を船と陸の間(せいぜい数百メートル程度)を移動させるだけのコスト(つまり沖仲仕の人件費)が、輸送コスト全体の半分以上を占めていた

沖仲仕の賃金は必ずしも悪くはないのだが、超肉体労働で業務上の事故や怪我の多い危険な仕事だから炭鉱労働者と似ている

しかも日雇い労働なので炭鉱労働者よりも生活は不安定で、繁忙の差が激しいので仕事にアブレる日も多く、そんな日はバクチをしたり酒を飲んだりという世界だから、この点では底辺の建設労働者(いわゆる土方)と似ている

いきおい気性も荒くなり、ケンカが絶えないので、そんな沖仲仕を仕切る存在としてヤクザが登場する

沖仲仕に仕事を割り振り、その賃金からピンハネすることがヤクザのビジネスだった

映画「波止場」は、この辺の実態を、多少デフォルメして描いている

ヤクザと言えば山口組が有名だが、山口組の本拠地が神戸なのは、神戸港の存在と無関係ではない

山口組の創設者で初代組長の山口春吉(やまぐちはるきち、1881年-1938年)は、ヤクザになる前、神戸港で港湾労働者をしていた

そんな世界なので、物流コストが企業経営や経済全体の重荷なのは分かっていても、なかなか手を付けにくい「暗黒大陸」になっていた

▲沖仲仕による荷物の積み卸し

半世紀前までは、どこの港でも見られた風景

▲現在のコンテナによる荷物の積み卸し

多くの沖仲仕が何時間も(何日も)かかった荷物の積み卸しも

熟練したクレーン操作者なら、たぶん1個あたり数分で済む

そんな旧態依然としていた物流の世界に、ひっそりと登場したコンテナ輸送

コンテナ輸送が登場した1956年当時、こんな「ただの箱」が世界を一変させるとは、一人の天才以外には誰も想像(イメージ)していなかった

運輸業界でコンテナの存在が浮上し始めるだけでも20年くらいかかっており、「一人の天才」も悪戦苦闘している

その前後もろもろ半世紀以上にわたる紆余曲折の詳細な解説が本書の大部分で、とにかく非常に面白い

公的規制のぬるま湯に守られた既存業界からの抵抗、仕事が無くなることを恐れた沖仲仕労働組合との交渉など、イノベーション(革新)が社会に普及するのが簡単ではないことが分かる

世の中で何かを変える(イノベーションを起こす)ということは、必然的に抵抗勢力との激しい対決を招く

そんな抵抗勢力が消えると、次は新しい市場における生き残りを賭けた激烈な競争が始まる

競争を生き残った少数の勝者の背後には、エベレスト頂上付近のように、敗者の死体が累々と横たわっている

本書を激賞しているビルゲイツも、パソコンやインターネットという技術革新を世の中に普及させることに一生を費やしてきたので、自分の人生に重なると感じることも多かったのではなかろうか

ビルゲイツの背後にも、敗者の死体が累々と横たわっているのだ

私がいま住んでいる品川駅の海側(港南口方面)も、今でこそタワーマンションや高層オフィスビルが林立しているが、かつては岸壁の近くに倉庫や運送会社が並ぶ港湾労働者の街だった

私は最近引っ越してきたので当時の詳しいことは知らないが、余りガラの良くない、治安の悪い街だったようだ

それが今では、駅周辺にソニー、キャノン、NTTデータ、マイクロソフト日本法人などの大企業の本社が並ぶ、丸の内や大手町のようなオフィス街に変貌しつつある

もうすぐトヨタの本社も来る予定で、現在建設中

品川駅周辺の丸の内化(大手町化)は、これからあと10年以上、リニア品川駅が開業するころまで延々と続きそうだ

▲朝の通勤時間帯に品川駅港南口からオフィスへ向かう人々

実はこの下に港湾労働者が通った狭くて汚い地下道があった

▼今は一般人は通れないが、JRの業務用として残っている

わずか半世紀で街をこのように変貌させた要因の一つが、まさに本書のテーマであるコンテナだ

この何の変哲もないただの箱(コンテナ)が、わずか半世紀で、品川駅の海側を別世界に変貌させた

もちろんこの変化は品川駅の海側だけでなく、世界中の港湾都市を変貌させ、さらにその効果として世界経済の様相を一変させてしまった(その変化は現在も進行中だ)

なぜコンテナが世界経済を激変させたのか?

コンテナが登場するまで、商品コストの大きな部分を、物の移動費用(物流コスト)が占めていた

だから少しでも物流コストを抑えるために、工場は狭いエリアに密集して立地し、工業地帯を形成した

最近は余り使われなくなった言葉だが、京浜工業地帯とか阪神工業地帯というエリアがあった(今も一応あるけど)

それがコンテナの登場によって輸送費が劇的に下がり、工場の立地において物流コストを余り気にする必要がなくなった

そのコストダウンの数字は、正確な推定が困難であると本書でも繰り返し説かれているが、大ざっぱに言って物流コストは数十分の一になった

それに変わってビジネス競争の上で重要になったのが人件費のコストで、安い人件費を求めて多くの工場が先進国から発展途上国へと移動した

世界経済のグローバル化は、コンテナによる物流コストの劇的な低下なしには考えられない

工場の移動は雇用の移動(消滅)を意味するので、国内政治的にも重大なテーマになった

かつて工業地帯という狭いエリアで集約的に行われていた生産活動が世界中に広がることになり、工業地帯という言葉に替わって「サプライチェーン」という言葉が登場した

筆者は分かりやすいたとえとして、バービー人形(リカちゃん人形の米国版)を取り上げる

かつて米国の狭い工場で全て作られていたバービー人形だが、今では胴体は中国、衣服は東南アジア、毛髪は日本で作られている

そして組み立ては、また別の国かもしれない

サプライチェーンは、少しでもコストが安く事業環境が安定している立地を求めて、いま現在も激しく世界を移動し変化し続けている

ごく最近でも、中国に進出した多くの工場が、中国人の人件費上昇や中国政府の政治的不安定さ(法治国家ではないこと)を嫌って、東南アジアなどへ大規模な移動(脱出)をしている

ビジネス上の用件で中国に出張したら、いきなり訳の分からない容疑で逮捕され、何年も刑務所に監禁されるような暗黒独裁共産国で、誰がビジネスを続けようと思うだろうか?

コンテナ輸送が世の中に普及して、意外なメリットというのが、盗難の減少

混載輸送で荷物をバラ積みしていた時代には、輸送中の荷物が抜き取られたりして盗難に遭うのは珍しいことではなかった

特に貴重品や酒類では、馬鹿にならない被害が出ていて、それが輸送コストに上乗せされる

逆に言えば、それが沖仲仕などの役得にもなっていた

コンテナは基本的にほぼ完全密閉して施錠され、輸送途中での開封が少ないので、この盗難被害が激減した(これも当然、物流コストの低下を促進する)

しかし一方で、コンテナ輸送のデメリット(リスク)も生じている

コンテナの中に簡易便所や水食糧の備蓄など設け、違法難民の輸送に使う悪徳エージェントが暗躍している

何かの都合でコンテナの移動が滞り、飲料水の欠乏や内部の異常温度で、中の違法難民が死亡する事件がときどき起きている

コンテナは元々、人間の輸送は想定していない

さらに危険なのが、コンテナに核爆弾を積んだ「核コンテナ」を、密かに敵国の港湾に持ち込む核テロのリスクだ

遠隔操作でいつでも爆発可能な状態にして、敵国政府に無茶な要求を突きつける

そして爆発させれば、高価な核ミサイルなど無くても、敵国に壊滅的な被害を与えることができる

北朝鮮などが必死になっている核ミサイル開発だが、その技術的に最も困難な点は、ミサイルに搭載可能な核弾頭の小型化

コンテナ程度の大きさで良ければ、たいていの核保有国が、今すぐにでも核弾頭を積んだ「核コンテナ」を製造できるのではなかろうか?

そしてそれが、テロリストの手に渡ったら・・・

現在の大型コンテナ船は、一度に数千個のコンテナを運ぶ

その中に紛れ込んだ、たった1個の核コンテナを発見することは至難の業だ

本書を読み終わって、実に大変な労作で、細かいことを微に入り細にわたり突っ込んで説明していることに感動したのだが、それだけに少し読むのに骨が折れた

何しろ、巻末の注釈と参考文献だけで66ページもある(読んでないけど)

物流の専門家向けではなく、あくまでも一般人向けの本なのだが、ときどき物流の専門的な細かい話が出てくるので、ネットで調べながら読んだ

このあと、物流の基礎知識や最新動向をまとめた解説書を読もうかなと思っている

(^_^;)

 

中国嫌いのヴァンス

▲共和党副大統領候補のJ・D・ヴァンス上院議員

 

トランプが暗殺未遂から奇跡的に助かり、米大統領選挙は、バイデンがいつ撤退宣言するかに関心が移っている

大統領選挙の最大の論点は対中国政策なのだが、共和党も民主党も中国敵視政策では完全に一致しており、論点の割には対立点が少ない

今や米国有権者の意識は「中国憎し」で固まっており、共和民主両党は、どちらがより中国に対して攻撃的であるかを競っている

そんな中国憎しの米国政界の中でも、際だって中国嫌いで有名なのが、共和党副大統領候補のJ・D・ヴァンス上院議員

米国の上院議員は全部で100人だから、248人もいる日本の上院(参院)議員より、はるかに重みがある

まだ39歳だが、トランプに気に入られて上院議員に当選、そして副大統領候補になった

ヴァンスを有名にしたのが、自伝的小説「ヒルビリー・エレジー

直訳すると「田舎者の哀歌」で、映画(郷愁の哀歌)にもなっている

ヴァンスは、これまで米国政治から無視され、米国の繁栄から取り残されてきた「田舎」である米国中部オハイオ州の出身

いわゆる「ラストベルト」だ

この本の中でヴァンスは、「田舎(中部)の白人男性」の悲哀と不満を代弁しており、トランプの考え方と一致する

これまでの世の中は、

少数民族だ、女性だ、LGBTだ、多様化だ、・・・

などと、自分が少数派に属していることを声高に主張すれば、「正義」「被害者」の側に立つことが出来、いろいろな優遇措置や「少数派特権」が手に入った

かつての少数派は、今では多数派を攻撃し搾取する特権階級になった

その裏で多数派は悪者扱い、加害者扱いされ、その権利はどんどん奪われ、その最も悲惨な目に遭ってきたのが、米国では不遇な「中部白人」だった

サイレント・マジョリティ(物言わぬ多数派は、少数民族、女性、LGBTなどの少数派とは異なり、自分たちの権利を声高に主張することは無かったが、彼らの鬱積した不満やストレスは地中のマグマのように爆発寸前になっていた

その爆発寸前の不満に着目して、その代弁をすることで支持率を伸ばし、前々回の大統領選挙で当選したのがトランプ

サイレント・マジョリティの目立たないが爆発寸前のパワーに着目し、その代弁をすることで巨大なエネルギーを一本にまとめて社会を変革する、それが革命思想家の才能というものだろう

フランス革命ではルソーがその役割を果たし、共産革命ではマルクスがその役割を果たした

革命が実行段階に入ると、革命思想家から役割を受け継いだ革命実行家(狭義の革命家)、ロベスピエールやレーニンが活躍する

明治維新という革命では、思想家が吉田松陰、実行家が坂本龍馬や西郷隆盛、さらに実務家が大久保利通、というのが司馬遼太郎の考え(司馬史観)

現在の米国で進行している「革命」では、思想家と実行家の区別が明瞭ではないが、ヴァンスには自伝的小説を書いてベストセラーにする文才があるので、思想家の才能もありそうだ

永井荷風「断腸亭日乗」を愛読しているように、私は自伝とか日記が大好きだ

もうひとつの私の愛読書であるモンテーニュ「エセー」も、時系列にこそ書かれてはいないが透徹した自己分析の書なので、自伝や日記に近い作品だ

福沢諭吉「福翁自伝」、勝海舟「氷川清和」、ルソー「告白」、フランクリン「自伝」など、自伝的作品には心ひかれる

人生というものは、一人一人がそれぞれ小説(物語)なのだ

ある人の「特殊」な人生を詳しく分析し叙述すれば、それは人間一般に対する「普遍」につながる

モンテーニュは

「人間に関することなら、すべて私に関係がある」

と言っている

ちなみに、昔からテレビの人気ドラマと言うとNHKの「朝ドラ」と「大河ドラマ」だったが、前者は先駆的な女性の一生、後者は戦国武将の一生を描くことが多く、広い意味での自伝(伝記)的な作品だ

実はみんな、自伝(伝記)が好きなんだろうと思う

まだ読んでいないが、トランプも自伝を書いているので、彼が再び大統領になりそうなら読んでみようかなとも思っている

つい最近の都知事選で、蓮舫が落選したことに世間の関心が集まっている

「最悪でも2位」などと豪語していたのだが、開けてみたらミジメな3位

かつての蓮舫の迷言「一番じゃなきゃダメなんですか?」が再び持ち出されたりして、蓮舫たたきに拍車がかかっている

蓮舫が自分の二重国籍問題にあいまいな態度をとり、中韓寄り、共産党寄りの姿勢を続けていることに、多くの日本人有権者が「ノー」を突きつけた感じだ

蓮舫と言えば、常に少数民族、女性、LGBTなど少数派の意見を代弁して、多数派であるサイレント・マジョリティの男性たちを敵視し、カミツキガメと呼ばれるほど激しく攻撃してきた政治家だ

いまマグマが大爆発を起こし、蓮舫は火だるまになっている

他人を攻撃するときは「正義の人」として居丈高にふるまい、超「上から目線」でカミツキガメをしてきた蓮舫

いざ自分が攻撃される側になったら、「私が女性だから攻撃されている」などと卑劣な「少数派特権」に逃げ込もうとして、火に油を注いでいる

まさに、中華思想(自己中心性、利己主義、幼児性)のカタマリのような人、それが蓮舫だ

アグネスチャンによく似ている

都知事選で蓮舫を応援した立憲民主党は、政党支持率が半分になるほどの壊滅状態

自民党の裏金問題で追い風を期待した立憲民主党

蓮舫もそれをアテにして都知事選に出馬した

しかし選挙結果にはトンデモない逆風が吹いた訳で、現在進んでいるマグマの大爆発が、いかに大きな風向きの変化かが分かるだろう

それは自民党裏金みたいな一時的な微風ではない

社会を底辺で支えている多数派が、少数派特権でいい思いをしてきた連中に、「ノー」を突きつけ始めているのだ

今回の都知事選で、蓮舫や共産党に関わることがいかに危険なことか、立憲関係者は骨身に浸みたはずだ

一時的に立憲民主党を離党している蓮舫が、また戻って来ることへの党内拒否反応は強い

あの蓮舫と仲の良いフリをしていた辻元清美も、都知事選のあと、露骨に蓮舫に距離を置き始めている

辻元は、あの関西生コン(労働組合のフリをした暴力団)の親分と親しいなど、ウラ社会とのつながりも深く、悪知恵のはたらく女なので、風向きの変化に対する動物的嗅覚は鋭い

蓮舫と親しいということが、次の選挙での落選を意味する

辻元でなくても、周囲はみんな気が付き始めている

まるで潮が引くように、蓮舫のまわりから人が去っている

蓮舫が次の衆院選に鞍替え出馬しても落選が見えているので、そろそろ日本の政界から引退し、彼女が大好きな大陸中国へ帰って、静かに自伝でも書いて暮らした方が良いのかもしれない

中国共産党は、彼女を同志として「熱烈歓迎」してくれることだろう

(^_^;)

 

▲トランプ自伝

表紙の写真から分かるように、かなり若いころに書いた

今は選挙で忙しくて自伝どころではないと思うが

落ち着いたら「トランプ自伝 part2」を期待したい

ニッポンの夏


東京は昨日7/18に梅雨明けしたようで、いよいよ「ニッポンの夏」突入です

最高気温35度未満なら涼しい!

というような、ステキな毎日になりそうな感じ

幸い今年はエアコンの調子がいいので、自宅では快適に過ごせそうです

(^_^;)~♪

黒木瞳63歳

白人女性に比べると、日本女性は老けない言われています

まあこれは「客観的事実」と言っても良さそう

その中でも「女優」と呼ばれる人たちには、驚くほど「老けない女」がいる

吉永小百合(79)あたりが、そのトップかな?

1945年3月13日生まれですから、なんと第二次大戦中、東京大空襲の3日後のお生まれですよ

先日イギリスを訪問された両陛下は現地で大歓迎を受けられましたが、雅子さま(60)の知性と若々しい美しさには、イギリス中が度肝を抜かれたようです

白人女性は、若いうち輝くように美しい人もいるけど、たいてい驚くほど早く老ける

若い繁殖期に一点豪華主義でいくか、寿命全体の最適化を狙うか、この辺は生き物の生存戦略、子孫繁栄戦略として、生物学的には面白いテーマかもしれません

これには、日本人の「カワイイ好き」も関係していそうです

実際、日本人女性は白人から見ると、お年ごろの女性でも、かなり若く(幼く)見える

二十歳過ぎた日本人女性が、海外で中学生に間違えられることは少なくない

日本人の男も、いわゆる「美人系」より「カワイイ系」を好む人が多い

大人っぽい「美人系」は、男女の恋愛マーケットでは、「カワイイ系」より不利になりがち

キャバクラとかガールズバーへ行くと「カワイイ系」ばかり

23歳くらいがカワイイの限界のようで、実質的な退職年齢になっているようです

ただね、上の黒木瞳の写真の解説記事(↓)、スポーツ報知なんですけど、ちょっと媚びへつらいがヒドくて、提灯(ちょうちん)記事すぎるような気もします

63歳の女をつかまえて「少女」の連発は、ちょっと白けます

まあマスコミの腐敗堕落ぶりは、こんなことだけではないし、新聞もテレビももうすぐ世の中から消えて無くなる訳ですから、どうでもいいことかもしれません

(^_^;)~♪

 

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女優の黒木瞳(63)が7/16でに自身のインスタグラムを更新し、久しぶりに近影をアップした。

4/3以来、約3か月半ぶりの投稿。

「お元気ですか?猛暑の夏ですが、どうぞお健やかにお過ごしくださいね」

と記し、黒髪にチェックのブラウス姿でさわやかに笑う姿を見せた。

ファンは

「か、かわいすぎます」

「完全に少女じゃん!!!」

「何だか少女のよう」

少女にしか見えません」

「誰かと思いました」

「宝塚時代から全く歳をとりませんね」

「いつまでも変わらぬ美しさ」

「銀河系1番の美しさ」

と若々しい黒木の美ぼうに仰天していた。

 

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ブルック・シールズ 1965年5月31日生まれ

右の写真は、55歳のときのもの

むかし            いま

Brooke-Shields

天皇陛下は若かりしころ、ブルックシールズのファンだったそうですが

左がプリンセスならいいのですが、右が皇后陛下というのは想像しにくい

日本国民の一人としては、雅子さまで良かった~と思います  (^_^;)