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中国嫌いのヴァンス

▲共和党副大統領候補のJ・D・ヴァンス上院議員

 

トランプが暗殺未遂から奇跡的に助かり、米大統領選挙は、バイデンがいつ撤退宣言するかに関心が移っている

大統領選挙の最大の論点は対中国政策なのだが、共和党も民主党も中国敵視政策では完全に一致しており、論点の割には対立点が少ない

今や米国有権者の意識は「中国憎し」で固まっており、共和民主両党は、どちらがより中国に対して攻撃的であるかを競っている

そんな中国憎しの米国政界の中でも、際だって中国嫌いで有名なのが、共和党副大統領候補のJ・D・ヴァンス上院議員

米国の上院議員は全部で100人だから、248人もいる日本の上院(参院)議員より、はるかに重みがある

まだ39歳だが、トランプに気に入られて上院議員に当選、そして副大統領候補になった

ヴァンスを有名にしたのが、自伝的小説「ヒルビリー・エレジー

直訳すると「田舎者の哀歌」で、映画(郷愁の哀歌)にもなっている

ヴァンスは、これまで米国政治から無視され、米国の繁栄から取り残されてきた「田舎」である米国中部オハイオ州の出身

いわゆる「ラストベルト」だ

この本の中でヴァンスは、「田舎(中部)の白人男性」の悲哀と不満を代弁しており、トランプの考え方と一致する

これまでの世の中は、

少数民族だ、女性だ、LGBTだ、多様化だ、・・・

などと、自分が少数派に属していることを声高に主張すれば、「正義」「被害者」の側に立つことが出来、いろいろな優遇措置や「少数派特権」が手に入った

かつての少数派は、今では多数派を攻撃し搾取する特権階級になった

その裏で多数派は悪者扱い、加害者扱いされ、その権利はどんどん奪われ、その最も悲惨な目に遭ってきたのが、米国では不遇な「中部白人」だった

サイレント・マジョリティ(物言わぬ多数派は、少数民族、女性、LGBTなどの少数派とは異なり、自分たちの権利を声高に主張することは無かったが、彼らの鬱積した不満やストレスは地中のマグマのように爆発寸前になっていた

その爆発寸前の不満に着目して、その代弁をすることで支持率を伸ばし、前々回の大統領選挙で当選したのがトランプ

サイレント・マジョリティの目立たないが爆発寸前のパワーに着目し、その代弁をすることで巨大なエネルギーを一本にまとめて社会を変革する、それが革命思想家の才能というものだろう

フランス革命ではルソーがその役割を果たし、共産革命ではマルクスがその役割を果たした

革命が実行段階に入ると、革命思想家から役割を受け継いだ革命実行家(狭義の革命家)、ロベスピエールやレーニンが活躍する

明治維新という革命では、思想家が吉田松陰、実行家が坂本龍馬や西郷隆盛、さらに実務家が大久保利通、というのが司馬遼太郎の考え(司馬史観)

現在の米国で進行している「革命」では、思想家と実行家の区別が明瞭ではないが、ヴァンスには自伝的小説を書いてベストセラーにする文才があるので、思想家の才能もありそうだ

永井荷風「断腸亭日乗」を愛読しているように、私は自伝とか日記が大好きだ

もうひとつの私の愛読書であるモンテーニュ「エセー」も、時系列にこそ書かれてはいないが透徹した自己分析の書なので、自伝や日記に近い作品だ

福沢諭吉「福翁自伝」、勝海舟「氷川清和」、ルソー「告白」、フランクリン「自伝」など、自伝的作品には心ひかれる

人生というものは、一人一人がそれぞれ小説(物語)なのだ

ある人の「特殊」な人生を詳しく分析し叙述すれば、それは人間一般に対する「普遍」につながる

モンテーニュは

「人間に関することなら、すべて私に関係がある」

と言っている

ちなみに、昔からテレビの人気ドラマと言うとNHKの「朝ドラ」と「大河ドラマ」だったが、前者は先駆的な女性の一生、後者は戦国武将の一生を描くことが多く、広い意味での自伝(伝記)的な作品だ

実はみんな、自伝(伝記)が好きなんだろうと思う

まだ読んでいないが、トランプも自伝を書いているので、彼が再び大統領になりそうなら読んでみようかなとも思っている

つい最近の都知事選で、蓮舫が落選したことに世間の関心が集まっている

「最悪でも2位」などと豪語していたのだが、開けてみたらミジメな3位

かつての蓮舫の迷言「一番じゃなきゃダメなんですか?」が再び持ち出されたりして、蓮舫たたきに拍車がかかっている

蓮舫が自分の二重国籍問題にあいまいな態度をとり、中韓寄り、共産党寄りの姿勢を続けていることに、多くの日本人有権者が「ノー」を突きつけた感じだ

蓮舫と言えば、常に少数民族、女性、LGBTなど少数派の意見を代弁して、多数派であるサイレント・マジョリティの男性たちを敵視し、カミツキガメと呼ばれるほど激しく攻撃してきた政治家だ

いまマグマが大爆発を起こし、蓮舫は火だるまになっている

他人を攻撃するときは「正義の人」として居丈高にふるまい、超「上から目線」でカミツキガメをしてきた蓮舫

いざ自分が攻撃される側になったら、「私が女性だから攻撃されている」などと卑劣な「少数派特権」に逃げ込もうとして、火に油を注いでいる

まさに、中華思想(自己中心性、利己主義、幼児性)のカタマリのような人、それが蓮舫だ

アグネスチャンによく似ている

都知事選で蓮舫を応援した立憲民主党は、政党支持率が半分になるほどの壊滅状態

自民党の裏金問題で追い風を期待した立憲民主党

蓮舫もそれをアテにして都知事選に出馬した

しかし選挙結果にはトンデモない逆風が吹いた訳で、現在進んでいるマグマの大爆発が、いかに大きな風向きの変化かが分かるだろう

それは自民党裏金みたいな一時的な微風ではない

社会を底辺で支えている多数派が、少数派特権でいい思いをしてきた連中に、「ノー」を突きつけ始めているのだ

今回の都知事選で、蓮舫や共産党に関わることがいかに危険なことか、立憲関係者は骨身に浸みたはずだ

一時的に立憲民主党を離党している蓮舫が、また戻って来ることへの党内拒否反応は強い

あの蓮舫と仲の良いフリをしていた辻元清美も、都知事選のあと、露骨に蓮舫に距離を置き始めている

辻元は、あの関西生コン(労働組合のフリをした暴力団)の親分と親しいなど、ウラ社会とのつながりも深く、悪知恵のはたらく女なので、風向きの変化に対する動物的嗅覚は鋭い

蓮舫と親しいということが、次の選挙での落選を意味する

辻元でなくても、周囲はみんな気が付き始めている

まるで潮が引くように、蓮舫のまわりから人が去っている

蓮舫が次の衆院選に鞍替え出馬しても落選が見えているので、そろそろ日本の政界から引退し、彼女が大好きな大陸中国へ帰って、静かに自伝でも書いて暮らした方が良いのかもしれない

中国共産党は、彼女を同志として「熱烈歓迎」してくれることだろう

(^_^;)

 

▲トランプ自伝

表紙の写真から分かるように、かなり若いころに書いた

今は選挙で忙しくて自伝どころではないと思うが

落ち着いたら「トランプ自伝 part2」を期待したい

ニッポンの夏


東京は昨日7/18に梅雨明けしたようで、いよいよ「ニッポンの夏」突入です

最高気温35度未満なら涼しい!

というような、ステキな毎日になりそうな感じ

幸い今年はエアコンの調子がいいので、自宅では快適に過ごせそうです

(^_^;)~♪

黒木瞳63歳

白人女性に比べると、日本女性は老けない言われています

まあこれは「客観的事実」と言っても良さそう

その中でも「女優」と呼ばれる人たちには、驚くほど「老けない女」がいる

吉永小百合(79)あたりが、そのトップかな?

1945年3月13日生まれですから、なんと第二次大戦中、東京大空襲の3日後のお生まれですよ

先日イギリスを訪問された両陛下は現地で大歓迎を受けられましたが、雅子さま(60)の知性と若々しい美しさには、イギリス中が度肝を抜かれたようです

白人女性は、若いうち輝くように美しい人もいるけど、たいてい驚くほど早く老ける

若い繁殖期に一点豪華主義でいくか、寿命全体の最適化を狙うか、この辺は生き物の生存戦略、子孫繁栄戦略として、生物学的には面白いテーマかもしれません

これには、日本人の「カワイイ好き」も関係していそうです

実際、日本人女性は白人から見ると、お年ごろの女性でも、かなり若く(幼く)見える

二十歳過ぎた日本人女性が、海外で中学生に間違えられることは少なくない

日本人の男も、いわゆる「美人系」より「カワイイ系」を好む人が多い

大人っぽい「美人系」は、男女の恋愛マーケットでは、「カワイイ系」より不利になりがち

キャバクラとかガールズバーへ行くと「カワイイ系」ばかり

23歳くらいがカワイイの限界のようで、実質的な退職年齢になっているようです

ただね、上の黒木瞳の写真の解説記事(↓)、スポーツ報知なんですけど、ちょっと媚びへつらいがヒドくて、提灯(ちょうちん)記事すぎるような気もします

63歳の女をつかまえて「少女」の連発は、ちょっと白けます

まあマスコミの腐敗堕落ぶりは、こんなことだけではないし、新聞もテレビももうすぐ世の中から消えて無くなる訳ですから、どうでもいいことかもしれません

(^_^;)~♪

 

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女優の黒木瞳(63)が7/16でに自身のインスタグラムを更新し、久しぶりに近影をアップした。

4/3以来、約3か月半ぶりの投稿。

「お元気ですか?猛暑の夏ですが、どうぞお健やかにお過ごしくださいね」

と記し、黒髪にチェックのブラウス姿でさわやかに笑う姿を見せた。

ファンは

「か、かわいすぎます」

「完全に少女じゃん!!!」

「何だか少女のよう」

少女にしか見えません」

「誰かと思いました」

「宝塚時代から全く歳をとりませんね」

「いつまでも変わらぬ美しさ」

「銀河系1番の美しさ」

と若々しい黒木の美ぼうに仰天していた。

 

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ブルック・シールズ 1965年5月31日生まれ

右の写真は、55歳のときのもの

むかし            いま

Brooke-Shields

天皇陛下は若かりしころ、ブルックシールズのファンだったそうですが

左がプリンセスならいいのですが、右が皇后陛下というのは想像しにくい

日本国民の一人としては、雅子さまで良かった~と思います  (^_^;)

 

映画「浮雲」を観る

 

昨年の秋に作家の林芙美子に興味を持って、新宿の林芙美子記念館などを訪ねたりしていた頃から、早く観たい映画だと思いつつ、やっと今日いま鑑賞しました

原作はまだ読んでいないので、その評価はできませんが、さすが日本映画を代表する名作だけあって圧倒されました

あの小津安二郎監督が、自分にはとても作れないと評価した映画が、溝口健二監督の「祇園の姉妹」と成瀬巳喜男監督の「浮雲」だそうです

私はフランス映画がダイスキでいろいろ観ていますが、世界の映画界で米国ハリウッド映画とは全く異なる独特な世界観を持った映画群となると、日本映画とフランス映画が双璧ではないかと思っています

フランス側もそう思ってるようで、フランス人の映画監督で、日本映画から強い影響を受けた人は少なくないようです

フランス人は極めてプライドが高く、フランス以外の国をたいてい馬鹿にしていて、さすがにイギリスは同レベルの先進国として評価していますが、アメリカとかドイツは田舎者扱い

そんなフランス人が、日本文化には一目置いているのは大いに結構なことです

林芙美子原作の映画では、すでに「放浪記」を観ましたが、こちらは大正~昭和初めが舞台で、作者林芙美子のパワフルさが前面に出て、貧しいながらも活力にあふれた作品

対する今日の「浮雲」は、戦前~戦後の混乱期の、男と女の関係をもっと静かにしっとりと描いています

どちらも高峰秀子主演で、パワフルな役も静かな役も、見事に演じています

女優ですから美人なのは当然として、どちらかと言えばカワイイ系の高峰秀子が、単なるカワイコちゃん演技ではなく、実に驚くほど表情の豊かさを見せています

最近1世紀以上の日本映画の歴史の中で、これほど表情豊かな(つまり演技力が高い)女優は、そうそういないように思われます

「浮雲」のストーリー自体は割と単純で、農林省の役人富岡(森雅之)が戦前戦中の仏印(ベトナム)の森林管理事務所に勤務し(たぶんノンキャリ)、そこで働いていたタイピストゆき子(高峰秀子)と恋に堕ちる

そして終戦と共に二人はボロボロになって別々に日本に戻るが、富岡には日本に妻がいて、ゆき子との約束(いずれ妻と別れる)を守らないという、実によくあるパターン

しかも富岡は、目の前に現れる女に、次から次へと目移りしてゆく

そんな優柔不断で生活力に乏しいダメ男の富岡だが、ゆき子は何がいいのか(たぶんカラダの相性がいいんだろうけど)そんな富岡と別れられずに追い求め続けるし、富岡もズルズルと不倫関係を続けます

何やら、「風と共に去りぬ」のスカーレットとダメ男アシュレーの関係を思い出します

この種のダメ男を好きになる女は世の中に多く、男である私から見ると何ともフシギなのですが、たぶんその頼りなさが母性本能を刺激しているのかな?などと思ったりもします(永遠の謎)

「この人は、私がいないとダメな人なの!」などと言い張る女を見ると、男でも時には頼りなさが武器になったりするんだなぁと思います

そして「お前が甘やかすから、ダメなままなんだよ」などと言ってやりたい衝動にもかられます(バカバカしいから、そんな野暮は言わないけど)

ゆき子は生活のために紳士的な米兵の情婦(パンパン)になったりして、この辺の「焼け跡闇市」の情景描写には興味を引かれます

ふつう戦争に負けて占領軍(進駐軍)が入って来ると、虐殺とか強姦が山ほど起きるのが世界史の常識で、現在のウクライナでもそんな悲劇がいっぱい起きていますが、なぜか昭和20年代に日本を占領した米軍兵士は驚くほど紳士的でした

これほど紳士的な占領は、世界史でもほとんど例が無い

戦争に負けて占領されるなら、民度の高い紳士的な文明国に占領されるべきで、民度の低い野蛮な国に占領されると、虐殺や強姦などでトンデモないことになります

もしあのとき、ロシア(ソ連)が日本占領軍に加わっていたらと考えると、ゾッとします

物語の舞台は戦前戦後(たぶん昭和15~25年くらい)で、撮影は昭和20年代後半

私が生まれる前の東京の情景が多数登場しますが、ここがどこなのかほとんど分からないほど、東京の風景は昔も今も激変し続けています

下の写真は千駄ヶ谷駅で、後ろは新宿御苑のはず

位置関係は分かるのですが、こんな木造駅舎は見たこともないです

((((;゚д゚))))

 

▲木造の千駄ヶ谷駅

まだ駅前の高速道路も無い

 

▲千駄ヶ谷駅で待ち合わせた直後の場面だから

富岡とゆき子が歩いているのは新宿御苑

すでに歩道が、ちゃんと整備されてますね

 

▲ゆき子が住んでいる焼け跡バラックのボロボロの家

電気も無くてローソク照明だが、壁に貼ってある段ボール箱!

クリネックス・ティシューって、この頃からあったの?

リバイバル 下妻物語

なつかしい映画「下妻物語」がリバイバルだそうです

2004年公開だから、もう20年前、そのころに観た記憶があります

茨城県の下妻に住む、ロリータとヤンキーという、一見すると正反対のタイプの女の子二人が、不思議な友情で結ばれる

超マイペースのロリータ少女(深田恭子は、はるばる代官山までロリ服を買いに行く

20年前の代官山は流行の最先端だったけど、今は少しさびれているそうです

対するイケイケ暴走族のヤンキー少女(土屋アンナ

茨城県といえば、ヤンキーの本場ですからね

その特攻服の仕入れ先は地元の「ジャスコ」

もう「イオン」になって消えちゃった、あのジャスコ

深田と土屋、二人とも超ハマリ役で、実にいい映画でした

ゴスロリにヤンキー、今でもいっぱいいますから、少しも古くなってない

(^_^;)~♪

 

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映画『下妻物語』リバイバル上映
上映日:2024年7月19日(金)~
監督・脚本:中島哲也
原作:嶽本野ばら「下妻物語」(小学館文庫刊)
出演:深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之、篠原涼子、阿部サダヲ
鑑賞料金:通常料金
場所:渋谷ホワイトシネクイント
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ8階

 

▲ゴスロリ服

 

▲特攻服

 

都知事選 小池三選 石丸健闘

まだ最終数字ではありませんが、都知事選の結果が出ています

大方の予想通り、「おい小池」が三選

前回選挙の公約を一つも実現せずの当選ですから、「公約って何なの?」という感じ

それだけ都民に危機感が乏しく、今の日本や東京の政治がいろいろ問題を抱えながらも、有権者は現状維持を選択したということで、それなりに悪くない社会が実現できている証(あかし)なのかもしれません

たしかに円安による物価高などもありますが、そのおかげもあって輸出企業を中心に日本経済は絶好調

経済崩壊が確実な中韓に比べれば、日本経済の強さは際立っていて、日銀が金利政策を変更すれば現在の円安が終わることはほぼ織り込み済み

川口あたりでクルド人が暴れてますが、移民で社会が崩壊しそうなヨーロッパに比べれば、まだはるかにマシ

戦争で毎日大量の人命が失われているロシア、ウクライナ、ガザなどに比べて、日本はアクビが出るほど平和そのものです

そこそこうまく回っているなら、いや多少の問題があっても致命的でさえなければ、現状維持が最適な選択、これは16世紀に「エセー」を書いたモンテーニュの言葉

確かに歴史を見れば、変革が変革前より悪い結果をもたらした例は山ほどあります

共産革命などまさにそれで、特権階級が貴族から共産党員に変わっただけ

反体制活動でつかまった場合、共産革命前ならへき地に移送される程度で行動は自由だったが、共産革命後は即座に処刑や拷問で、スターリンは数千万人、毛沢東は1億人近くを虐殺した

中世のキリスト教十字軍と並ぶ、狂気の大量殺人集団が共産党だ(殺した人間の数は、共産党の方がはるかに多いが)

そんな共産党に全面支援されたのが、今回3位の蓮舫

それはさておき、石丸が驚くほど健闘した!

安芸高田市長として注目を集めていたとはいえ、都政には全くの新人、それが「おい小池」の半分以上の得票

かれはまだ41歳で超若いですから、今後の政界で「台風の目」になるでしょう

「おい小池」が今後4年間の都政で、石丸に集まった改革派の意見を無視し続けることは難しくなった

そして第3位に共産党全面支援の蓮舫

中国共産党の工作員(スパイ)とか、習近平の犬とか、二重国籍犯罪者とか言われてますが、それでも2割の得票というのには驚きます

いったい、どんな人が蓮舫に投票しているのか、顔を見てみたい気もします

芸能タレント時代の知名度に加えて、反日野党(立憲、共産など)と反日マスコミ(朝日毎日NHKなど)が全面的に応援した結果ですが、まだあなどれない存在です

ちなみに3人の年齢をみると、41~56~71歳と、みごとに15歳きざみ

「おい小池」の四選は年齢的にキビシくなるが、「公約を守らなくても当選」の味をしめたから、今後4年間は公約に縛られず気楽なもんでしょう

蓮舫はもうすぐ還暦で、すっかり老けた

もう若さで売れる歳ではなくなったし、東アジア情勢の緊迫などで中韓嫌いの日本人が激増してますから、蓮舫の先細りは確実

実は蓮舫には隠れた目的があり、それが衆院への鞍替え(くらがえ)

政界では参院議員より衆院議員の方が「格が上」で威張ってられますから、権力欲の強い蓮舫は、格下の参院議員でいるのが耐えられなかった

都知事選立候補を口実に参院議員を辞め、次の衆院選を狙っている訳ですが、今回3位惨敗の結果を見て不安を感じていることでしょう

41歳の石丸は、政界では驚異的な若さで、まだ未知数の部分も多いですが、「台風の目」になって沈滞した日本の政界をかきまわして欲しい

50人以上が立候補した今回の選挙

都知事選は毎回「奇人変人大会」などとも呼ばれ、今回もなかなか個性的な面々がいましたが、3位と4位の間にはヒトケタの差がありますから、残りの泡沫候補へのコメントは略します

あと今回いろいろ話題になった選挙ポスターの掲示板

あれは税金の無駄づかいだから廃止するか、現在の10分の1以下に数を減らした方がいいと思います

いっぱい貼ってあったNHK党ポスターの

「NHKに受信料を支払う人は、馬鹿だと思います」

という主張には笑えましたけどね

それからフランスの選挙などで、1回目の投票で過半数の当選者がいない場合、上位2人で決選投票をやるという仕組み

これは日本も早急に取り入れて欲しいものです

投票を2回やる選挙コストは馬鹿にならないかもしれませんが、掲示板につかっている無駄な選挙コストに比べれば、はるかに有意義です

(^_^;)~♪

訃報 浜畑賢吉さん 81歳

私が初めてミュージカルの舞台を観たのは20代のころ

劇団四季の「コーラスラインだった

浜畑賢吉さんが主役と言うか、かなり目立つ役だった

前田美波里さん、市村正親さんも出ていた

最前列で観たので、浜畑さんの汗が飛んでくるような感じ

もうウン十年も前の話で、浜畑賢吉さんもまだ若かった

ミュージカルの舞台に立つには、体力がいりますからね

それで一時ミュージカルにハマって、劇団四季の会に入ったりして、ミュージカルの舞台もいくつか観たけど、結局「コーラスライン」が一番良かったように思います

ストーリーは、舞台に立ちたいダンサーのオーディション(選抜試験)で、まさにいま舞台に立って踊っている人たちにとって切実なテーマ

オーディションでは、誰にも平等にチャンスを与えられるが、そのチャンスをものにするかどうかは、100%本人の才能と努力しだい

まさに自由とチャンスの国アメリカを象徴するようなストーリー

これが日本の芸能界だと、親の七光りとか裏の人間関係とか、あるいは芸能事務所の力関係なんかで選抜されて、暗くウェットな感じになりがち

もちろん本当のアメリカ芸能界が、100%実力主義だけとは思いませんけど

「コーラスライン」は、今でもキャストを入れ替えて、劇団四季の看板ミュージカルとして続いているようです

(^_^;)~♪

警察官を逮捕 特別公務員暴行陵虐致傷

特別公務員暴行陵虐致傷(とくべつこうむいんぼうこうりょうぎゃくちしょう)という、オドロオドロしい罪名

なぜ50歳代という分別ある年代の警察官が、それほど激怒したのか?

暴行されたという女は、どんな態度をとったのか?

「無関係の施設に立ち入った」とあるので、この女は不法侵入の現行犯ではないのか?

「全治約1週間の軽傷」というのは、かすり傷程度なのか、もっと重い怪我なのか?

女が自分で首をひっかいて、被害を偽装したのではないか?

もし女が逃走をはかったのなら、身柄確保のため、多少は手荒な方法をとるのは、警察官に許される範囲内ではないのか?

痴漢でっち上げなんかもそうですけど、世の中には犯罪者のくせに被害者のフリをする悪党なんて、いくらでもいる

などといろいろ想像してしまうフシギな事件

(^_^;)~♪

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事情聴取中の女性に暴力を振るい怪我させたとして、警視庁は7/3、50歳代の警察官(代々木署地域課警部補)を特別公務員暴行陵虐致傷容疑で逮捕した。

捜査関係者によると、警察官は6/19、渋谷区内の交番で勤務中、事情を聞いていた20歳代の女の体を床に押さえつけるなどし、女性の首などに全治約1週間の軽傷を負わせた疑い。

女は無関係の施設に立ち入ったとして、施設関係者に連れられ交番を訪れていた。

警視庁は警察官が女の態度に腹を立て、暴行したとみて詳しい経緯を調べている。

コルビュジエ絵画展 大倉集古館

永井荷風の偏奇館があった場所の近くに、大倉集古館という美術館がある

明治大正期に大倉財閥を創業した大倉喜八郎が、そのコレクションを展示するため、自邸の一角につくったもの

大倉集古館は、そのうち観に行こうと思いつつ、まだ行っていない

コルビュジエは上野の西洋美術館を設計した、20世紀を代表する建築家

そのコルビュジエは、建築だけでなく絵画も残しており、その展覧会が大倉集古館で開かれている

実はコルビュジエ、元々は画家を目指していたが、

ピカソに出会ってその才能に圧倒され、建築家に転じた

とも言われている

作曲家の平尾昌晃も、かつて歌手を目指していたが、藤圭子に出会ってその歌唱力に圧倒され、歌手を諦めて作曲家に転じたと言われている

コルビュジエも平尾昌晃も、転じた先の分野で才能を発揮して一流になっているから、もともと大変な天才だった訳で、

天才が「もっとスゴい天才」に出会った

という話だ

凡才が天才に出会って挫折するのは余りにもありふれた話だが、天才が天才に出会うとドラマが生まれる

正直言って、ピカソの絵のどこがスゴいのか、凡才の私にはよく分からない

さらに岡本太郎になると、そこらの子どもの絵との違いが、私には分からない

藤圭子の歌唱力がスゴいのは私にも分かるが、抽象絵画とか現代音楽の世界になると、私にはよく分からない「天才」がいっぱいいる

天才がその進路を変えるほどの影響を受けた「もっとスゴい天才」なんだから、たぶんスゴいんだろうけど、分からないものは分からない

歴史をたどれば、天才が生存中にその才能を世に認められるのは、ごく最近までめったにないことだった

無視されるくらいならまだマシで、周囲から奇人変人として村八分になったり、火あぶりの刑で処刑されたりもしている

現在のような自由主義競争経済では、天才の才能が企業や国家の盛衰を左右するので、社会が必死になって天才を探している

天才にとっては幸せな時代だが、富や名誉が天才に集中しすぎて、凡才にはつらい時代になりつつあるようにも思える

(^_^;)~♪

▲ピカソとコルビュジェ